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雲を突き抜けたその上に

雲を突き抜けたその上に

かつたけい

おすすめレビュー

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★★★
★7
3人が評価しました
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本文ありのおすすめレビュー

  • @nakamayu7
    256件の
    レビューを投稿
    ★★★ Excellent!!!

    これは「理不尽>救済」という不等式だ!でも…

    この作品を含め、かつた様のいくつか作品を拝読して感じたことなんですが、

    ①意表を突く設定で読者の心をわし掴みにするオープニング
    ②痛快、愉快なエピソードで読者を引き込み、
    ③中盤で"不安"がでてきて、それが徐々に"不穏"に替わり、
    ④終盤で訪れる絶対的な"理不尽"
    ⑤そして"救済"のエンディング

    ①~⑤の流れのクオリティーがとても高いと感じます。

    普通は「救済>理不尽」=ハッピーエンドになるところが、かつた様の場合「理不尽>救済」という不等式になることが多いと感じます。それゆえ読後感はとても切ないです。
    でも少ないとはいえ「救済」はあります。その少ないゆえに崇高できらきら輝く「救済」を味わう。そんなお話だと思います。
    なんか分かりずらいですよね、すいません。とにかくお薦めです!

    • 2025年8月7日 06:17