冬枯れの陰鬱な暮らしをする魔女のもとに現れたのは春の陽射しだった

森の奥にひとり暮らす魔女は人間嫌いだった。誰とも会わず、言葉を交わすこともなく、いつも独り言を呟きながら花を摘む。
そんな暮らしを望み、楽しいとも感じていた。
しかしある日、怪我をした少年を目撃した彼女は、気まぐれにその子を助けてしまう。そこから彼女の日常は大きく変わっていく。
他人の存在。
春の陽射しのような少年に彼女の心は……ぜひ、ご一読下さい。