憧れを形に
その出会いは恐らく偶然だったのだろう、と思わされる出会いが人生に於いてはごまんとある。私もそうだ。大半が一期一会で、その後は自然消滅してしまうことが多いのだが。そんな中で好きになり、憧れるようになったものがある。私の場合、それが音ゲーだった。中学三年生の時にBGAの動画を見て以来、一気に引き込まれたのだ。暫くは動画を見るだけだったが、そのうち我慢が全く効かなくなり、今では週に一度(体力の都合で300円まで)ゲーセンに赴いて、ボタンをぽこぽこ叩きながら(近所のゲーセンにはポップンしかないので)楽曲とどこまで一体化出来るか楽しんでいる。
もともと、リズム感自体はあったと自負しているが難しい曲はどうしても出てきてしまう。それが原因で一時はリフレクビートに逃げていた(その時はまだ近所のゲーセンにもリフレクの筐体があった)。コレが思った以上に楽しかったのだが、音ゲーをプレイしたことのない人から見ると凄いらしい。特に、振り袖でフルコンボした曲があると聞くやいなや「見てみたかった」という人も私の周りにはいた。確かに成人式の帰り道(もしくは自由時間?)にゲーセン行って、リフレクするのは大変だったが。ただ、既にフルコンボ済みの曲ばかりしていたので面白みには欠けていた。ちなみに、その人曰く「自分にとって目が追いつかないものを正確に押している」のが凄いらしい。私から見れば簡単なことなのだが(一部を除いて)。
いつの頃からか、私は曲イメージをイラストや小説に込めるようになった。音ゲーをしていた影響だろうか。それとも、他人の創作ばかり見ていた影響でライバル視するようになった人がいたからだろうか。少なくとも後者には覚えがあるし、オリジナルを本格的に始めた今でも胸の奥で燻っている。元から楽しんで書いていたが、音ゲーを覚えたことで「楽しい苦行」を強いられるようになった。だから、苦もなく上級レベルをフルコンボできる人と結果を比べると私は遥かに下なのである。ただ、無理矢理慣らしたおかげか、コレでもまだできる方。素質こそないが、別にノーマル譜面が出来るなら構わない。寧ろ、コレが出来ないと楽曲と一体化することができないのだ。
音ゲーを始めてから、キャラクターにもハマり推しキャラも増えた。かわいらしいのもいれば、かっこいいのもいる。キャラも影響を受ける要素の一つではあり、下敷きにして一体何体のオリジナルキャラが生まれたことか。
恐らく、私は金持ちになろうが貧乏人になろうが音ゲーだけは忘れないだろう。今では日常の一部になっているから。
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