つづられる、ブティック店員を名乗った女性の証言。上品な言葉遣いに、ちりばめられた違和感。最後に明かされる事実に、不思議な感覚を味わうことができます。
容疑者を送検できるかどうかは、あなたに委ねます。何とかして証拠をあげて下さい。答えはある筈です。
勝手に「登場人物の語り口調で進むミステリーは傑作」と思っている私。何が起きていたのか、すべてを語り終える時、驚きの真相が浮かび上がります。
穏やかな語り口で終始進む二人称小説というのでしょうか。聞き手になって終始謎解きにのめり込める空気感。話の種は割りとすぐに気付くことができるのですが、いつからおかしかったのかと、あれは、これは、…続きを読む
背筋がぞくっとするようなお話で、とても楽しめました。お話のテンポや伏線、オチも見事です。また、品のある文章や世界観も好きです。
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