第7話 一ー七
別に俺はサッカーが嫌いなわけではない。現に俺は体育の時間にサッカーをしたことがあるし、基本運動神経がいい俺はサッカー部ほどではもちろんないが得意な方であった。
でも―。
『だいたいサッカーの何がかっこいいんだよ!確かにサッカーは世界的に見れば野球より人気のスポーツかもしれねえけどよ、ここ日本ではプロ野球選手の方がJリーガーより稼げるんだよ!そして俺は―、そんなプロ野球選手を目指してんだよ!』
俺の頭の中を無意識のうちにそんな思考、もっと言えばムダ知識が駆け巡る。そのスピードは最近また伸びてきた俺の球速よりも速いように俺には感じられた。
そして俺は少し混乱していたが、とにかくこれだけは言える。
―俺は、失恋した。
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