特別章1 Episode Side 華恋
特別章1-1 ツンデレなあたしの友達と幼なじみ
「おっはよ~、
5月もそろそろ終盤に差し掛かった頃、朝の教室であたしは友達の
あたしが
底抜けに明るい性格で、クラスでもムードメーカーとしてみんなから愛されている女の子だ。
そんな
「仕方ないなぁ。今回だけだよ」
「いえ~い!
あたしはいつものように「はいはい」と言いながら、彼女の頭を撫でた。
「もう、
すると、そんなあたしたちの様子を見ていた女子生徒が、眼鏡の位置を直しながらあたしたちに話しかけてきた。
長い髪の毛に、いつもきちんと校則通りの制服を着こなしている女の子は、今度はあたしではなく
「
腕を組みながら、びしっと注意をするところは、さすがクラス委員長だ。
彼女の名前は、
彼女も、
「んも~!
そういって、あたしの腕を取って頬をすりすりさせてくる。
不覚にも、ちょっと可愛い仕草だ。
でも、残念ながらその可愛さアピールは
「そういう甘え癖がついちゃうと、いざというときに一人で何もできなくなる大人になるわよ。それでもいいの?」
ビシッ、と指摘する
「もう!
「なっ!? す、
あたしでも分かっちゃうくらい、クラスの男子たちは気まずそうにあたしたちから視線を逸らしていた。
ほんど、男子って馬鹿だなぁ。
「と、とにかく! 今度からは宿題は自分でやってくること! いいわね!」
それだけ言って、
「ぐっふっふ。
そして、あたしの腕をとっていた
「
「えっ、なんで? おっぱいが大きいって褒め言葉じゃん?
むにゅむにゅ、と手でジェスチャーをする
「ま、
へへっ、と得意げに笑う
それを
だって、
性格も正反対だし、周りからみたら二人は喧嘩ばかりしているように見えるかもしれないけれど、本当はとても仲がいいことをあたしは知っている。
まだ二ヶ月くらいの付き合いだけれど、
この前も、
結局、
それは、
多分、本人も無自覚なんだろうし、
きっと、お互いが大好きな二人なんだと思う。
そして、そんな二人が、あたしと仲良くしてくれるのは、素直に嬉しい。
もちろん、他のクラスの子たちとも話くらいはするけれども、仲が良い人は? と言われれば、この二人ってことになるんだと思う。
あと、クラスで話す奴といえば……。
――ガラガラガラ。
と、教室の引き戸を開けると、一人の男子生徒が入って来る。
すると、それに気が付いた
「あっ、おっはよー、
「お、おはよう、
ちょっと。挨拶くらいでキョドってどうすんのよ、とついつい言いたくなってしまうし、もう学校だって2ヶ月経ったんだから、そろそろ慣れなさいよ、と指摘したくなってしまう。
そう、その男子生徒とは、もちろん
あたしの幼なじみの男の子。
そして、
「あれ? っていうか、
その指摘に、
だが、
「え、えっと……今日は僕に用事があって……」
「ふ~ん、そなんだ。ま、そゆときもあるよね」
質問はしたものの、
「あっ、もう時間ないじゃん!?
そう言って、
そのとき、
だけど、
な、なによ! その顔は!
思わず喉まで出かけた声を、なんとか押し込んで消化した。
そのとき、あたしはまた自分が眉間に皺を寄せていることに気が付いた。
だけど、もう遅い。
いや、正確には、あたしは今でも
けど、それと同じくらい、どうしてこんなことになってしまったのかと、反省もしている。
あたしが、
あたしと
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