第42話 現法相に死刑執行を委ねて大丈夫?
参議院の予算委員会で東京高検の黒川検事長の定年延長を理由を問われた森雅子法相、国会で『東日本大震災時、福島県いわき市勤務の検察官が市民より先に逃げた。拘留中の十数人の被疑者も釈放して…』と答弁したことが
他人事ながら『おいおい、大丈夫か』と思いましたが、案の定委員会は大混乱。結局、親分の安倍総理に呼び出されて厳重注意だって。翌日の委員会では、まるで何事もなかったように発言を撤回する羽目になりましたが、みんな忘れてはいません。前の日の『事実です』発言って“虚偽答弁”ってことですよね。
店で一緒に国会中継を観ていた大宮幹太が、このコラムで彼なりに分析していましたが、森雅子大臣の主張は“無理スジ”って言うんですかね、論理構成が無茶苦茶。基本的に国家公務員法と別建てのはずの検察庁法を一般法と特別法に位置付け、『特別法で明文化していない部分は一般法に準ずる』と逃げようとしましたが、検察庁法にある検察官の退官年齢は、裁判官の退官年齢が憲法80条に明記されているのと全く同じ形で記載されているわけです。つまり「定年延長」の条文がないのは、そもそも裁判官と同じく、初めから「定年延長」を認めていないからだって、喫茶店主の私にも分かります。弁護士資格を持つ森大臣だって理解できるはずだし、最難関の国家公務員試験を楽々突破している法務官僚に分からないはずがないでしょう。安倍総理は分かりませんが…。官僚の皆さんには自らの出世のため、将来の天下りのために政権を忖度するのはそろそろ止めた方が身のためだと思うんだけどなぁ。
そうそう、森法相の話に戻りましょう。法務大臣って、死刑囚の死刑執行にゴーサインを出す人なんですよ。ある日唐突に『きょう、〇〇人の死刑が執り行われました』ってニュースが流れますけど、その最終責任者が法務大臣。日本の死刑制度には海外からも批判がありますけど、他の大臣同様、毎年のようにとっかえひっかえの法務大臣の判子ひとつで生死が決まってしまう。その法相が感情の起伏が激しいってのはねぇ。どんなもんでしょう、みなさん。まあ今回の森大臣の場合、妻の案里議員と共に公職選挙法違反の疑いが持たれ、法務大臣を辞任した河井克行議員の後釜として指名されたから渦中にいるとも言えるので、その立場には1ミリくらいは同情の余地もないではないですがね。
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