第39話 空気が読めない二階幹事長の「桜は散った」

 2020年年明けの通常国会が始まり、予想された野党の「桜を見る会」の追及について、自民党の二階俊雄幹事長は、“”の報道陣に向けて半分シャレたつもりだったのでしょう。本音では“触れられたくない”話題を避ける狙いがあったに違いありません。「建設的な議論を」と総理や与党、官僚の失態や疑惑を棚に上げ、野党に責任を押し付けて“悪者野党”を印象付ける常套手段ですよね。安倍総理風に言うと「印象操作」。一部新聞も「立憲民主党の追及に苦言」と見出しを付けていたけど、果たして“苦言”と言っていいものかどうか。「苦言」という言葉には「愛情」のニュアンスを感じますが、彼の“苦言”は“上から目線”のただの“苦しい言い訳”にしか聞こえない気がしますけどね。そもそも国会で「建設的な議論」を阻んでいる最大要因の根っこは疑惑がてんこ盛りの「桜を見る会」の詳細について疑念が持たれながら、内閣幹部の自民党議員と霞が関の官僚たちが法律違反を犯してまで事実を隠しウソをつき続けているからですよね。このには政府の決まり文句である「説明責任」の「せ」の字もありません。最初から包み隠さず説明責任を果たしていれば、通常国会は建設的な議論ができたと思いますよ。自民党議員の逮捕者も出たIR疑惑や検察の捜査も入った自民党議員や大臣の公職選挙法違反疑惑の追及もこのまま“”させてはいけません。。


 新人議員の当選に1億5千万もの党費をつぎ込んだ事実も表面化しました。法務大臣を僅か1ヶ月で辞任した河井克行議員の妻の河井案里議員のことですが、現職の参院議員を落選させてまで彼女に入れ込んだ理由が理解できません。彼女の弁明の記者会見を見る限りではね。まあ、ご主人と総理が“お友達”あるいは“仲良し”ということであれば合点がいきますけど。


 最近に限ったことではありませんが、テレビの討論番組での自民党議員の発言を見ていても『何で?』と思うことばかりです。特に「桜を見る会」関連で。彼らの仕事は国民のためであることは憲法にも明記されているように明らかなんですが、世論調査で明らかなように8割近くの国民が感じている「桜を見る会」の疑念・疑問に対し、彼らは何にも疑問を感じていません。官僚も同じです。彼らの発言や国会内での答弁には、少なくても国民に寄り添う姿勢や誠意は皆無です。思いっきり総理や官邸には寄り添っていますが…。政府用幹部への政府や批判精神の欠片もなく本気でそう考えているなら、多額の税金を彼らの歳費と文書通信交通滞在費に充てたり、政治献金の代わりに政党交付金として支給する必要なんか全く感じません。「緊張感は与党と野党間だけでなく、国会内で圧倒的多数に立つ自民党内でも必要だ」と私のゼミでも指摘してきました。まあ、“党への忠誠心と誠意”が近い将来、“順番待ち”が続く大臣ポストに就くためには欠かすことのできない行動なのでしょう。大臣ポストは自らの選挙を安泰にするため、議員生命の存続のために喉から手が出るほど欲しい“打ち出の小槌”でしょうからね。ほら、昔から言うでしょ。「末は博士か大臣か」ですよ。有権者に対する「印象操作」です。 私のゼミ員に言わせれば『就任早々に辞任させられたり、大臣にふさわしい知識と考えもなくスキャンダルだけが目に付く最近の閣僚には初めから期待しないので』と手厳しいですけどね。

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