第22話 画材スキル

いつもより、短いです。


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せっかく画材スキルと言う、レアにとってわくわくするスキルを手に入れたのに、なかなか確認出来なかったので、就寝前に検証しようと思う。

魔力は使い切ってから休むようにすると、魔力量が増えていくので、一石二鳥なのだ。


「エミリーは、もう寝ちゃったか」


隣のベッドでは、エミリーが寝てしまっている。

やり慣れない腕編みを、始めたせいだろう。


やや眠くなってきたが、スキル確認が先だ。

画材スキルは使いたいと、思うだけで良いようだ。

空中に馴染みのある、パソコン画面のような物が表示される。

これを見て作り出す物を、決めろと言うようだ。でもこれ他の人にも、見えたりするんだろうか?


「外でもつかえそうな画板か、クリップボードから見るとして必要魔力は画板がMP1500、クリップボードMP500〜か」


大きな物も、必要魔力が多くなるようだ。

クリップボードも5サイズほどあるが、MP500の物を作り出してみる。


「A5サイズか。必要魔力ってどう決めてるんだろう」


使えなくはない。

ちょっと外で、描きたい時に便利に使えそうだ。


次はパレット項目を見る。

木と陶器製しかなかった。

木が1000MPで、陶器製も1000MPだった。

材質で必要MP量が、違う訳ではないようだ。

パレットは、こっちの貰ってきた端材で加工すれば良いだけなので、次に筆を見る。


筆は細筆から太筆に、かなりの種類一覧表示がされている。

自分の知識量に、合わせた物を表示しているのかとも思う。

画筆に化粧筆まであった。

化粧筆となっているが、描くのに使えないわけでもないから一覧にあるんだろうか?

かなり謎だ。


「基準が分からないなぁ」


次に絵の具を見れば高い。

一色MP2000〜で、色によりかなり変動している。

今のレアの魔力量では、手に入らない。


「無限に湧く魔力量が、欲しいわこれは」


パソコン画面に、項目別の画材があるがシャーペン、マーカーやボールペンは一覧には載っているのだが、グレー表示で作り出す事が出来ないようだ。

まだ何だかの条件のクリアをしないと、今は作れませんと表示される。

グレー表示は全てそんな感じで、見れるだけで必要魔力量の確認も出来ない。


更に驚いたと言うか、笑ってしまったのは、画材ですらない筈のカートが、その他にあったからだ。

なんでこれが?と思うが、多分前世の同人誌イベントで友人が、カートが壊れて会場の画材屋で買っていたのを見ていたからじゃないかと思う。


あのイベント会場では、必要となる物は画材でなくても売っていた。

となると、画材屋で売っている物から自分が知っていた物基準だろうか?

まあアイテムポーチがあるから、カートの必要性はない。


ちなみにイベントに行ったのは、売り子して欲しいと頼まれたからだ。

設営準備を済ませた友人は、昼過ぎても帰って来なかった。

あの時は、トイレ行きたいのに行けず、たまたま知り合いがサークル前を通ったので、トイレタイムの間だけ交代して貰ったのも懐かしい思い出だ。


クリップボード以外で、何か作り出そうと考えるとやはり色鉛筆だろうか。

数百種類はあるが、前世と比べると数は少ない。全色使うことはないと思うが、少しづつ増やしていこうと考えてはいる。



画材スキルは、最初から作りたいと思った物がハッキリ決まって居ればこの画面を見なくても魔力量が足りていれば、作り出すことは可能のようだ。

製紙スキルだった時は、そんな感じで紙を出していたから、初めての色鉛筆でもそのやり方で出せたんだろうと思う。


魔力変換で作り出せない物もかなりあり、画像としては見れるが、何だかの条件クリアが必要たから今は作れないんだろうか?

魔力量が、足りないからレベルを上げないとダメと言うことだろうか?


「定規はどうだろう」


やはり素材は、木しか表示が出ない。

MP400〜作り出せるようなので、試してみれば大体20センチほどの木の定規が作り出せた。


この時点で、自分の魔力量が半分以下になっている。

残った魔力量で、紙と色鉛筆を作り出してからレアは今日は寝ることにした。


魔力がもっとあれば、色々出せるから今後も地味に続けて行こうと思うのだった。


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