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申河洋汰そのものを本体と呼ぶには多少誤解が生じかねないので説明すると、かねがね言っている通り、彼は、コードがタコ足配線のように沢山付いたヘルメットを装着している。そして、コードの先に、例の白い箱があって、それが先述した【ナレッジ】の本体だ。腕に取り付けている白い箱の子機よりも、やはり大きさは違う。初めて対面したその時は、自動販売機ぐらいの大きさをしていた。世界中の戦闘員に、世界中の言語を以って、全ての事象を観測、予測、推測し、的確に指示を出す本体が、自動販売機程度の大きさであることには、言葉に表せない、驚きがあったし、テクノロジーの偉大さを思い知ったりもした。ところがこの本体は、ことあるごとに形状を変えたのである。二回目に対面した際は、一本の四角い柱になっていて、三回目には十字架になっていた。そして最後の対面の時には、正多面体のようなものになっていたと思う。そして傍らには一人の少女がいた。
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