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そういえば、その「最期」の他にも、僕は何度か本体には会ったことがある。確か、研究所爆破から一週間ほど経っていたと思う。僕は白い箱の【ナレッジ】を通じて、とある廃工場の倉庫に呼び出された。その時の申河洋汰本人は、意識の覚醒こそ見受けられたものの、ほとんど【ナレッジ】の思考をそのまま反映したような言動だった。唯一違ったのは、敬語を話していたことだ。僕にいつも話しかけてくるような、命令口調ではなかった。二回目の対面の時には、申河本人ももう意識を取り戻していて、僕が手首に着けた子機と会話をするように、彼も本体と会話をしていた。さらに、本体の【ナレッジ】を身につけているからか、彼は様々な特殊能力を手にしていた。僕以上に、多岐にわたる。具現化はもちろん、テレポート、念力、コピー、パイロキネシス、凍結能力、千里眼。僕が実際に目撃した中でもこれだけある。全戦闘員が持っている能力を、全て持っているのである。

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