親友に言葉はいらない



ユーリル大森林で数ヶ月ぶりに親友のうさぎさんと再会した。


うさぎさんも僕のことを覚えてくれていた。

へへ、嬉しい。


「ククゥークゥクゥ!」


うさぎさんは、先ほど現れた場所に向かって鳴く。

すると、2匹のうさぎさんが茂みからピョコリと顔を出す。


片方は、うさぎさんと同じくらいの大きさで毛の色は黒のうさぎさん。

もう1匹は、うさぎさんと黒うささんより一回り小さく毛の色は白のチビうさぎさん。



その2匹は、うさぎさんの側に駆け寄る。


「クゥークゥーク、クゥクク。クゥクゥー。」


「「クゥーク!」」


うさぎさんはどうやら黒うささんとチビうささんの紹介をしてくれているみたいだ。


「もしかして、奥さんと子供?」


「ククゥー!」


正解みたいだ。

うさぎさんは妻帯者だったんだね。

だから、一緒に旅することは出来なかったんだ。



3匹のうさぎさんが戯れる姿はとても和む。

思わず撫でてしまう。でも撫でてから思ったけど、奥さんを撫でたのは不味かったかもしれない。


杞憂でした。

3匹共もっと撫で繰り回せと言わんばかりに頭をスリスリこすってくる。


ふわぁ、可愛い‥‥


その後も3匹を撫でつつ、僕が街に行ってからの話で盛り上がった。

きっと伝わってる。



もう外は真っ暗。


明日からは依頼のために探索に行くから、あまりうさぎさん達と遊べない。

だから、今日はみんなで一緒に寝ることに。


談笑中の間で僕の頭に移っていたチビうささんを腕に抱える。


潰さないように気をつけて寝よう。



せっかくなので、着ぐるみうさぎさんバージョンで僕もウサギになる。




うさぎさんと着ぐるみ効果で悪夢を見ることなく、ぐっすり眠れました。





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