第80話 オワラナイ・・・
「やばい…課題が終わらない気がしてきた…」
絶賛課題と戦闘中の俺は頭と膝を抱えていた。
「終わるわけないやん…やる気でないやん?ってことでもう終わりやん…」
「そんなこと言ってるひまがあるんだったらはやくやりなよ」
「そうだよ、春の言う通りだよ?」
そんなみんなして言わなくてもいいジャマイカ。
「何か飲み物いる?」
「お茶で」
「私も」
「了解」
お盆にお茶とコップを乗せた後にドクペも乗せると部屋へ戻った。
「うわっ…ドクペ飲めるの?」
春が怪訝な顔をする。
まあこれって好み別れるらしいしな…
「ドクペっておいしいの?」
「京は飲んだことないのか、試しに飲んでみるか?」
ドクペを差し出した。
「いただきます…」
ほんの少量だけ飲んだみたいだ。
「そんなので味わかるのか?」
「案外いけるかも…」
「そっか、そっかそれはよかった」
「マジか~駄目なの私だけか~」
春が悔しそうに言っていた。
「じゃあ、俺もう一本持ってくるわ」
そういって、冷蔵庫に取りに行った。
「ねえ京、ちょっと頂戴?」
「いいよ」
ドクペを受け取り、飲んだ。
「うえっ…、やっぱりダメだ」
「あはは、一気に飲みすぎなんだよ…。一回にそんな量飲むものじゃなあと思うよ?」
返ってきた時には半分くらいになっていた。
まあ、私としては嬉しいんだけどね。
ちょっと飲むくらいなら美味しいと思ったが500mlも要らない。
「おまた〜、気分転換できたし課題やりますか」
とりあえず課題を終わらせて残りの数日をゆっくりするために死ぬ気でがんばった。
「疲れた…もう無理死ぬ。」
燃え尽きたぜ…真っ白にな…
「おつかれ~、これで日々やることの大切さがわかったんじゃない?」
春がニヨニヨと言ってくる。
「そうだな、どうしても休みになるとやりたくなくなるから仕方ないんだよ」
俺が悪いんじゃない、休みが悪い、もっと休みを増やしましょうよ日本。
大体日本人は、働き過ぎなんだよ…海外のそういったところをもう少し見習おう?
「まあ栄治君の言ってることもわからないでもないよね」
京がちびちびとドクペを飲みながら言ってくる
「俺は、やりたくないことは作業速度が一気に落ちるからな~」
本当にどうにかしたいものだよ…。
「まあ、結果としては終わったし明日は、オールするぞ~」
「いいね~。どっち見るの?」
「春はどっち派だ?」
そう、大みそかといえば、紅白か笑ってはのどちらかを見るのではないだろうか
「私は、紅白かな~。京は?」
「そうだな~。私も紅白かな」
圧倒的紅白だな…
「栄治は?」
春と京に言ってわかるかな…?
「俺は、あけおめ声優大集合を見てるんだけどわかる?」
あ~はい、頭の上に?が浮かんでますね2人とも。
「ま、まあ気にしないでくれ」
「う、うん」
はぁ…やっぱ通じないよな~
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