現実逃避②妄想に溺れて
アタシは昔から、勉強も運動もこれと言って得意では無かった。
当然、周りのクラスメートとも比べると劣等感しか感じなかった。
それ故か、ついつい自分の妄想の中で輝かしい生活を思ってしまう。
要は、現実から逃げたかった。ただそれだけ。
せめて妄想の中だけは、幸せでいたい。
多分、今でもそう思ってる。
コンピューターゲームをやってたり、読書をしたりしてた方が気が紛れた(昔からのインドア派なので)。
でも何故なのか、満たされない事があったりもする。
ずっと現実から目を背ける事しか出来なかったからか?
現実でも幸せになりたい事もある。
やり方が解らなくて、結局手探りで探してる。
でも、結局アニメや漫画、そして妄想に至るまで、現実から逃げ続けていた。
つまり、現実と戦う手段をこの頃から持ち合わせていなかったのである。
もし、現実から逃げ続けてるって事が自分の精神障害に気づいてたらアタシはどうなっいていたかな?
あの頃、現実と戦う手段を持ち合わせる強い心があれば、アタシはいい学生時代を過ごせていたかもしれないと、今更ながら後悔してる。
というか、あの頃にもし両親から「アタシが精神障害者」だと告げられてたら、もっと早くそれに対処出来たのかな?
まだまだ手探りの人生は続いてるかも。
出来損ないの蛾の悪魔 Etsuko @witch
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