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 洗面所で歯を磨いた後、リビングに顔を出した。

 お母さんがいて、本を読んでいるようだった。

「おやすみなさい」お母さんに挨拶する。

「おやすみなさい」


 リビングを出て、階段まで行き、上がっていく。

 自分の部屋に入ると、電灯をつけた。

 課題がもう少し残っているから、今日中に済ませてしまうべきか否か。

 ベッドに座った。だるく重い足を中心に、心地よい疲れがやってきた。

 ちょっと眠くなってきた。

 今日はもう、寝ようかな。ちょっと、疲れた。

 電灯を消すと、ベッドに入った。

 不思議な人だったな。

「あなたは、今、幸せですか……?」

「おやすみ……」

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