第71話Regrets - 未練
71.
"Tears And Confusion Of Mana 眞奈の涙と戸惑い2"
== 眞奈 ==
私はカオスの中にいた。
一体私はどうすればいいのか、どうするのが正解なのか・・どんどん
分からなくなってしまった。
ただ、月に4~5回を少しずつ増やして3か月くらい経った頃
私は瑛士さんと一緒にいても思ってたほどそう嫌な感情になることもなく
自然体で居られる自分に気づいた。
別のことで、つまり瑛士さんとのことで悩んでいるうちに
蓮さんとの別れの辛さがいつの間にか中和されていて、元気を
取り戻せていたってこともあったりして。
瑛士さんのことはまだまだ意地悪く生暖かぁ~い白い目で見ている
私だったのだけれど。
ずっと一緒に暮らすのにはまだまだ抵抗があって、土・日・月・火
は、瑛士さんの家で過ごし、水・木・金は実家に帰ったりして子供で
いうところのお慣らしみたいな感じで無理なく両方の家で暮らすように
なった。
子育ては実家では両親がサポートしてくれ、瑛士さんの家でも
土・日、瑛士さんのサポートが半端なく、そして何より息子の将大を
身内のように愛でてくれるのを常々目の当たりにし、再婚への気持ちが
日に日に少しずつ大きくなっていった。
将大が瑛士さんにあやされると笑うのだ。
瑛士さんが将大と添い寝して一緒に寝てしまうこともあって
ふたりの寝顔に癒されている自分に気づいたりして・・。
外へ3人で出かけたりすることでその大きくなった想いはより一層顕著に
なっていった。
他所の親子連れなんかも目に入ったりした時などに・・
きっと将大と2人だったら、私はちょっぴり淋しい想いをしたかもしれない。
そしてまた、将大がこの先幼稚園、小学校と進み友達ができた時、私だけだと
淋しい思いをするのだろうなぁとか考えてしまい、瑛士さんの存在を無視できなく
なっている自分に気づいたのだった。
私って自分で思ってたより甘いよねぇ~。最後まで絶対瑛士さんのことは
拒否るって決めてたのに。だけども、徐々に徐々に少しずつ気持ちに変化が
あって。
彼とやり直してみて、やっぱり駄目ってことになったらその時こそ
きっぱり別れればいいのだからそんなに頑なにならなくてもいいんじゃない?
眞奈、って自問自答をして、私は瑛士さんとその後再婚することに決めた。
両親は、特に母親は待ってたとばかりに、私と瑛士さんの再婚を喜んで
くれた。
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