第68話Regrets - 未練
68.
"Support of the mother-in-law. 義母の応援1"
== 眞奈の母親(松本綾子) ==
瑛士さんは私たちが到底考えもつかないような、そんなくだらない
行為をして眞奈や私たちを落胆させ悲しませた訳だけれど
彼は妻である眞奈だけでなく、ずっと眞奈の親である私たちにも長年
変わることなく気さくに、そしてやさしく接してくれて気立ての良い婿殿だった。
眞奈から当初瑛士さんの諸々のふるまいを聞いて瑛士さんにかなりの好印象を
持っていたからよけいかもしれない、かなり失望したのも事実なのだけれど・・
娘の話からだと、身体の関係まであっのかなかったのか、そこまでは分からず
みたいだ。
娘は身体の関係云々、あったのかなかったのか・・それはそれで気になる
ところではあるが、自分以外の複数の女性との交流がなんとも腹立たしく
悔しいのだということで直截的な証拠をあげることなく離婚に踏み切っていた。
だからなのかなぁ~、夫の時とは違った感情で私は瑛士さんのことを
見られるというか、何というか。ぶっちゃけ、私は当事者じゃないから
その分、理性的に見られるところもあるのじゃないだろうか。
彼に一度チャンスを与えてもいいと思うのだ。
我が夫は私が瑛士さんが望む眞奈との復縁に反対するだろうと思ってた
みたいだけど。
眞奈が彼を拒む理由はひとつだけではないようだけど、そのひとつに孫の
将大のことが入っていた。所謂なさぬ仲での義父親に育てられる生育環境の中で
息子が果たして幸せになれるのか?という点に疑問を抱いてるようだ。
私はもしこの先の眞奈に再婚ありきという点で考えてみるとするならば
瑛士さんほど将大にとって理想的な義父親はないと踏んでいる。
眞奈のみならず、私や夫、それに私の妹夫婦とその娘まで何かと
心配りのできる人だから。15年間変わらず妻側の親族に変わらぬ態度で
気持ち良く接することのできる男(夫)が果たしてどれくらいいるだろうか。
この年になるまでに見聞してきた中においては、そうそういないのでは
ないかと思われる。
瑛士さんには娘にあんなことこんなことをされながら、こんなこと言うと
非難されそうだけど自分のテリトリー内の人間にとことんやさしくできる彼の心根は本物だと思えるのだ。
だから・・私は彼を応援することに決めた。
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