天罰 2
話を聞いた父は次男を呼び
「キシを絶対に怒るな!お前を心配しての事だからな……」
と念を押した後 話を切り出しました
次男は最初
「自分の事はほっといてくれ自分で何とかするから」
と何も言いませんでしたが
父や母に説得され
特に母親には弱い次男でしたので……やっと話始め
チャカをテーブルの上に置きました
ここでマタマタ気の強い姉の登場
母から話を聞いて駆け付けていた姉が
「冗談じゃない!あたしこれ返して来る!」
と チャカを持ち 鼻息も荒く「 I 」の所へ行こうとしました
はい!止めなければ間違いなく姉は行く
もちろんなだめて止めました!
次男は自分で断わって来ると言い張りましたが家族の(一番は姉)強い反対に負け
その日の夜に 父と次男とで
「 I 」の所に出向きました
父が出て来たので 「 I 」もバツが悪かったらしいのですが
あぁそうか
と引き下がる性格ではないので次男の破門とケジメとして指を詰めろと言い寄りました
「 I 」に子供達を預けているとは言え
あまりに筋が通らぬ話なので
これには父も激怒してしまい
「一触即発」状態でした
「 I 」は 狂った様にケジメ!ケジメ!としか言わず
なだめに入った姐さん(奥さん)さえも殴る蹴るする始末……
それを見て頭に血がのぼった父は
「わかった!子供のケジメは親である俺の責任だ!俺が詰めれば文句ねぇだろう!」
と 次男のかわりに指を詰めると言い出したのです
父も引くに引けなくなっていたのでしょうね
そんなやり取りをしている所に一本の電話が入りました
「 I 」は電話を取ると……一方的に何かを言われたらしく
「はい……」
と一言いうと電話を切りました
そして……
「もういい……」
と言うと出て行ってしまいました
その電話は父の組の更に上の一家の親分さんからでした
どうやら我が家の姉が2人を心配して組の幹部達に電話をしまくっていたらしく
上に話が行き
親分登場
それも あんなに揉めていたのに
一喝!!
で あっけなく終結です
さすが…オヤビン
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