陽炎の森84 翌日段取り通り城に登り、大広間に行き上座に座ると、主席家老、次席家老いか重臣が集まさていたのです、立ちあがり、朱印状を見せ公方様じきじきのお墨付きでござ


陽炎の森84


翌日段取り通り城に登り、大広間に行き上座に座ると、主席家老、次席家老いか重臣が集まさていたのです、立ちあがり、朱印状を見せ公方様じきじきのお墨付きでござると見せ、今から、

会津公を毒殺しょうという疑い、さらに幕府に許しをえず鉄砲の製造、密売の件について詮議をいたす、というと、次席家老がおそれながら根も葉もない噂にござるというので、それを、

詮議するので御座る、


まず会津公並びに勝行殿に毎日薬としょうし、すこしづつ砒素を混入し毒殺をもくろんでいる者がいる、砒素を混入せし者は奥医師の白田玄白であり。また玄白に指示しているのは次席家老、

そなたであろうというと、なにを根拠にそのような事を申されるのか、手前には一向に心当たりありませぬと言い切ったのです、それではこれより、会津公の飲んでいた薬を吟味するが、

よろしいかと聞くと、


もとより結構で御座る、心行くまでお調べねがいますというので、主席家老殿、ここに置いてあるのは会津公が服用されている薬の急須に間違いありませんなと聞くと、ただ今とのの寝所、

からもって来たものですと答えたので、湯のみに急須から薬を入れ、右手に隠し持っていた砒素を入れ、それでは次席家老殿これを飲む事が出来ますかなと聞くと、飲みまするというので、


もしもという事があるといけませぬ、金魚の入った蜂を持って着なされというと、近習がもって来たので、湯のみの薬を半分入れると、金魚が激しく泳ぎまわり、暫くすると痙攣し、

入っていた金魚が全匹死んでしまったのです、それを見ていた全員が驚愕し、次席家老がビックリしています、たたみかけるように、鉄砲の製造は、お結の方様の拝領屋敷の奥御殿の土蔵、

の地下で製造しており、そこから地下道を掘り、


煙が出ないように裏の銭湯の煙突に繋げ、また地下道を隣の回船問屋と繋げそこから鉄砲の原料を運び込み、又出来上がった鉄砲を回船問屋に運び込み、船にて浄心の滝まで運び、滝の洞窟、

に保管しているのは明白である、いま頃は手の者が洞窟もろとも爆破しておるというと、もはやこれまで皆の者であえというと、隣の部屋に隠れていた次席家老の配下20人が飛び出して、

一斉に刀を抜いたのです、


刀を納めよ、会津藩を潰す木かと怒鳴ると、次席家老がどうせ改易される身だ生きては帰すなと叫んとだのです、やもえぬと3人が刀を抜くと、一斉に切りかかって来たので、片っ端から、

肩や足を払うと瞬く間に転がってのです、次席家老が脇差を抜いて切りかかってきたのでばか者といい肩を打ちすえると前のめりに倒れたのです、主席家老が全員捕縛せよと、

命令すると主席家老の配下が縄を打ったのです、


それでは井筒屋と白田玄白をめしとりに行くのだというと、敬四郎がかしこまりましたと、配下を連れそれぞれの屋敷に向かったのです、主席家老以下、重役が平伏し何とぞここに控えおる、

全員の首と引き換えに会津藩に寛容のご沙汰をお願い申し上げますると言ったのです、みどもは諸国巡察方であり大名の改易は職務ではござらぬといい、この二三日は砒素は混入されていない、

ので会津公も元気になられよう、


跡目は嫡男と定められております、藩政を牛耳る為に藩主をたてるのでは御座らぬ、この決め事はしっかり守りなされといったのです、今回の事が公になれば会津藩の改易は免れません、

次席家老おもてをあげよ、そなたは首謀者ゆえ隠居はまぬがれまい、神妙に隠居するかと聞くとおうせに従いますというので、縄を解けと命令し、服するなら家禄は半分にし、

そなたの子供に相続を許す、但し貰った賂は全て藩に差し出すのだぞ、ここで隠居ねがいを出すのだと隠居願いを出させたのです、


次席家老の嫡男はいるかと聞くと縄に縛られた侍が頭を下げるので、全員の縄目を解き前に出よといいい、これからは親父の後を継ぎお前が当主だ、家禄は半減し他の者から白い目で、

見られるであろう、それに耐えるかと聞くと、歯を食いしばって耐え忍びますと答えたので、母上、兄弟、親族を泣かせてならぬぞといい、他の者は次席家老の配下ゆえ命令を聞いた、

のであろうが罪は罪だ、200石以上の者は家禄を半分とする、以下の者はそのままでよい、今後は不正な事を上役がするなら命を賭けて上役を諌めよと言い渡したのです、


それから、お前達の剣のうでは何だ、まるきしなっておらん、もう一度修行し鍛えなおせ、会津武士の名がなくぞというと、全員が一生懸命修行しますと答えたのです、拝領屋敷の製造場所、

はつぶし、働かせていた職人はいままでの給金を払い開放しなされいうと、主席家老がおおせの通りにしたがいますといったのです、


敬四郎が帰って来て全員捕縛し牢に入れてありますと報告したので、敬四郎、危ういところはで会津公の命が救えた良かったといいたいところだが、たかが4人に襲われた位で無我をして、

役目が果たせないとはなさけない、お前に罰を与える、長崎におも向き蘭方医及び剣を学び、帰国後、毒殺などという不祥事がおこらぬよう目付けとして監視いたせと言い渡したのです、


主席家老これでよろしいかなというと、寛大なご処置いたみいります、老骨にムチを打ち藩政を改革いたしまするといい、ところで、井筒屋と白田玄白はどうしますかというと、これから、

奉行所に行き吟味の上沙汰いたす、主席家老殿、敬四郎立会いを宜しくといい城を出て奉行所に向かったのです、


途中、ゆうが帰って来て、洞窟は完全に爆破して全て埋まりました、双方けが人は一人も出ていませんと報告したのです、奉行所に行き、まず白田玄白を白州に座らせ、会津公、並びに、

勝行殿の薬草にひそかに砒素を混入し飲ませていたのは事実かと聞くと、その通りでございます、いくら次席家老の指図とはいえ、入れたのはわたしでございますといったのです、


神妙な申し出だが、砒素を混入するとは不届きである、死罪は免れぬぞというと、覚悟いたしておりますといったのです、しかし今は殺さぬ、これより、日光街道の杉戸宿に行き、便利屋、

徳之助を尋ねよ、そしてそこで、医術の塾を開き医師を養成し、64州の医師のいない所へ医師を送りこむのだ、お前の塾を中心として系列化し儲からないところは儲けているところで補填、

し、儲からない所を閉鎖してはならない、


系列化し野や山にある薬草を都合し合えばくすり代も安くつくであろう、また塾の入門は百姓、町人、武士の区別なく医師への希望するものは誰でも受け入れよ、ところで金貸しで儲かった、

のはいかほどだと聞くと、はい、1000両程あります、それを支度金として使えるかというと、その他の私財全てこれに使いますと答えたのです、あい分かった、今後悪さはしないとの、

起請文を書き爪印を押せといい、爪印を押させたのです、


約束をたがえた時はその首がないものと思え、それでは準備が出来次第出立しろと申し渡し放免したのです、最後に井筒屋を白州にすわらせ、次席家老の申しつけとはいえ、許可なく、

鉄砲を作るとは不届きな所業、打ち首獄門はまぬがれまいというと、恐れ入ってございます、覚悟は出来ていますと返事したので、ところで鉄砲でいくら儲うかったのだと聞くと、

8000両で御座いますと答えたのです、


家財没収の上磔獄門にすれば井筒屋に係わっていた大勢の者が糧を失い、路頭にまようであろう、そなたには嫡男はおるかと聞くと、弥太郎という28になる息子がいますというので、

鉄砲の事は知っているのかと聞くと、とんでもありません、知っているのは大番頭と私だけで御座います答えたのです、ならば身代は弥太郎に譲り隠居せよというと、


お許しいただけるのですかと聞くのでとんでもない、そなたにと大番頭にはは別の罰をあたえる、ここ会津は直ぐそばに猪苗代湖という大きな湖があるそこを開発しみなが遊べる、

場所、つり宿、旅籠をつくり、また船遊びが出来る施設をつくり、家族でゆっくりくつろげるようにするのだ、その資金として鉄砲で儲けた8000両の内4000両を使わす、

残りは藩に献上せい、


番頭と二人、井筒屋を立ち上げた時にもう一度、立ち返り、こんどは会津の民のために一生捧げるのだ、これがそちに与える罰である、捕縛されていた弥太郎を白州にすわらせ、井筒屋、

は賂を送ったかどで本来なら極刑のところ、神妙なふるまいに免じて、隠居にて許す事とする、今後そなたが井筒屋の主人となり家業業に励めと言い渡し、とらわれている奉公人は即日、

解放すので家に帰っていいぞといったのです、


主席家老どのこれで宜しいかというと、依存ござりませぬといい、それでは詮議はお開きとするといい、皆を連れ立つて奉行所をでたのです、清之進があのような寛大な処置で善人に、

なるでしょかと聞くので、暫く稲葉殿に残ってもらって監視役とするのです、稲葉どのよろしいかと聞くと、承知しましたといったのです、


清之進がそれでは行きましょう、仙台までは役2日の道のりですといい会津の城下を後にしたのです、真一朗が先に行ってくだされ、やり残した事が一つあります、次の旅籠までに、

追いつきますと、稲葉を伴っておみよのいる居酒屋に向かったのです、


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る