概要
男は女に怒鳴る――グラタンとシチューを同時に出すな!
女は男に告げる――わたし異星人だったの★
欺瞞か、妄想か、優しさゆえか。
下衆で、下品で、下世話な、男女二人冬物語。※全五話
※性描写、暴力表現がありますが、この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★ Very Good!!身近に有れば疎ましく、失えば惜しい。人間とは何と厄介な存在なのか。
作品紹介文に記された通り、男女の別れ話です。タイトルに"銀河"が含まれてますが、一方は宇宙人。
短編ですから、評価ポイントはシナリオではなくて、表現力でしょう。
ここまで書いて「ネタバレのルビコン川は先だな」と思いましたので更に深入りすると、竹取物語の構図です。
高畑勲アニメ「かぐや姫」に登場する"捨丸兄ちゃん"に主人公を重ねる読者も多いのでは。
読了後に、ほんの少し、哀愁を感じます。セピア色の過去を懐かしむ気持ち、既婚者なら分かると思う。新婚ホヤホヤの方は理解できないだろうなぁ。
星の数は、短編にはMAX2つが信条だからです。
唐突ですが、閲覧者には作者の別作「宇宙の缶詰」を強く推薦しま…続きを読む - ★★ Very Good!!満ちては引くよな潮のうねり バイバイ俺のかぐや姫
クズくてある意味等身大な、30代男と彼女のお話。
決して現代的には可愛くなく、言うなれば特徴は平安時代美人なのでしょう。
不器用で天然気味な彼女のことを、主人公は割と雑に扱います。暴言に届かない雑な言葉、思いやりには向かないやりとり、優しさ未満なその態度。
そんなリアルめいたそこそこのしあわせに、唐突な出来事がぶちかまされます。
きちゃった。
お迎え。
そんなありえない事象を、せいぜい日常の延長だと穿って主人公は捉えます。
ただ単に、触れることを避けてきただけですが。それでも非日常はひたひたと押し寄せます。
潮が満ちたその時に、理解できない二人が本当の意味で遭遇します。
最低で短…続きを読む - ★★★ Excellent!!!できることなら私はこの著者を師として仰ぎたい
いつもまとまらないのです。私はこの著者の作品を読んだ後、必ず心かき乱され、溢れるままにレビュー欄をタイプしてしまいます。
身の上はどうでもよく、作品に触れます。これはれっきとしたSF作品です、と私は自信を持って推薦するでしょう。ネタバレにもなりませんが、ちゃんと地球外生命体も出てきます。バトル(戦場)もあるし、ラブコメディな展開もあるかもしれません。
そんなあらゆる要素を数珠繋ぎにしているのは、「人間」という至極単純な要素なのです。物語の根底に流れるのは、やはりヒューマンドラマで、人間は簡単でない、と再認識に至る読後なのです。
これを書くとネガティブな意見にとらわれるかもしれませんが、もし…続きを読む