恋愛の記事を書き始める!

 Webライターとして働き始めて10日以上が過ぎて、この生活にもだいぶ慣れてきました。

 おかげでこの業界のことも段々とわかってきました。


 基本的にはキーワードを指定されて、「そのキーワードを20個以上使いましょう!」みたいな指示があります。

 キーワードの数は依頼によって違います。けど、大体2つか3つくらいです。それを各10回とか20回ずつ使って文章を書くのが私のお仕事です。

 文字数もいろいろですが、大体2000~3000文字くらいの依頼が多いです。

 あと、「~です」「~ます」が続かないようにしましょう的なルールもあります。この辺も依頼者によって違いますが、各社共通のルールも多いので一度覚えてしまえば他の依頼をこなすのは簡単です。


 だいぶお仕事にも慣れてきたので、今度は私の方から依頼内容を選ぶことにしました。あの人からそう言われたからです。

「基本的なことは理解したみたいだから、次は自分の得意分野を選んで仕事をしてごらん」って。

 私は、その言葉に従って恋愛の記事専門の依頼者さんを選びました。これならば、何も調べずに書けそうな気がしたからです。


 応募自体は、いつもの要領と同じでした。ただ、今回は相手の方から声をかけてくるのではなく、こちらから声をかけます。一番最初に私がやったのと同じ方法です。あの時は適当に目についたのを選びましたが、今回は一生懸命時間をかけて吟味してから決めました。


 応募すると、数時間ですぐにお返事が返ってきました。

「人が足りないので、すぐにでも手伝って欲しい」とのことでした。

 一応、最初にライティングのテストみたいなのがあって、用意されたタイトルに従って記事を書いたのですが、それは簡単に合格できました。


 そこから先は本格的なお仕事開始です。

 ホームページ作成ソフトみたいなツールがあって、そこに文章を書いたり、用意されている中から好きな画像を選んで張りつけていく作業。初めて使うものでしたが、操作自体はすぐに慣れました。


 これまで請け負ってきた依頼は全然知らないジャンルのことが多かったのでゼロから調べて書いていたのですが、今回は私の得意分野ということで、ほとんど何も見ずに書くことができました。

「すごい!これなら楽々書ける!今までが何だったんだろうってくらいにサクサク進めることができちゃう!」

 私は喜び勇んで書き進めます。書くことが楽しくて楽しくてたまりません。

「もしかして、これは私の天職かもしれない」

 そんな風にすら思うのでした。

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