忙しすぎて小説が書けない!!

「ああ~、どうしよう~」

 私はひとり部屋の中でつぶやきました。

 そう、またスランプなのです。というか、小説を書く気はあるのです。むしろ、調子自体は絶好調といってもいいでしょう。時間あたりの執筆量は日々更新を続けています。

 けれども、疲れて体が動かないのです。年末が近づくにつれ本業のお仕事の方が忙しくなっていき、おうちに帰る時間も遅いし、ヘトヘトで体が動きません。

 それでも、あの人に言われた通り、毎日小説を書くのだけはやめていません。でも、どうしても時間が取れないのです。お家に帰ってから、家事やらなんやかんやをこなしていると、もう寝る時間です。なので、一番最初にあの人に言われた通り「最低でも1日15分」を守って書き続けています。

 1日の執筆量は大体30分程度。それで2000文字がせいぜい。それより少ない日だってあります。


 私は、あの人がしてくれた世界の文豪たちの話を思い出していました。

「多くの作家たちは、1日に3~4時間しか執筆しない。それ以外は、散歩をしたり、友達と会って酒をみ交わしたり、余暇の時間に使っている」

 それがうらやましくてたまりません。

「ああ~あ、私にも時間があったらなぁ。遊んだりしてないで1日中小説を書いてるのに。少なくとも世界の作家たちよりはたくさん書くのに。3~4時間なんて言わない。6~7時間だって、8~9時間だって。もっと書いてもいい!」

 けれども、私には時間がありません。どんなに願っても現実は現実なのです。時計の針のスピードをゆるめることもできず、時間銀行から借りてくることもできず、私はただ日々の労働にヘトヘトになりながら、ギリギリの時間でわずかな文章を書いてベッドに倒れ込むだけでした。

 そう、今夜もまた。こんな風に。バタンキュ~!

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