17話 ガサツ系美少女はお好きですか?

 お風呂から上がって、残りの人達がお風呂に入るのを待っている間、ハクトはスマホをいじっていた。隣ではピンクいろの半袖短パンのパジャマを着た美鈴が、金色の長い髪の毛を乾かしている。

 そうこうしてるうちに、琴里とメッシャもお風呂から上がった。琴里はTシャツ短パン、メッシャはタンクトップに短パンというラフな格好だった。

 それになんだか、琴里の穿いている短パンはとても短い気がする。それどころかハクトがとても見慣れているもののような気が……。

「……他人のアソコ凝視してどうしたの?」

「い、いや!そういうんじゃないから!」

 琴里がからかって言うと、ハクトは真っ赤になって否定する。

「単純にその短パン、どっかで見たことあるな~って……」

 琴里が「ああ~」と自分の穿いているものに目をやり、再び顔を上げた。

「そりゃそうだ。トランクスだもん」

「……へ?」

「いや、だからトランクスだって。アンタも穿いてるっしょ?」

 そうは言われても理解が追いつかない。そもそもトランクスとは女の子も穿くものなのだろうか?それに、トランクスだとしたら琴里は下半身はパンいちということになる。

「別にいいでしょ?楽なんだし。それとも何?チラチラ見えるのが気になる?」

「そ、そそそんなことっ」

「あと、私寝るときはノーブラなんだ~」

 琴里は前かがみになり、Tシャツの襟をつまんで広げて見せた。

「も、もう勘弁してください!!」

 ハクトが真っ赤になって目を塞ぐのと、エルが夕ご飯を持ってくるのとが同時だった。

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