藤袴 その十九への応援コメント
玉鬘の美貌と複雑な事情に翻弄される男性たち…読み応えはありますが、玉鬘の気持ちを考えると可哀想にも思います。
こちらで和歌の解説をなさっている青星明良様と青星様のコメント欄でやりとりさせて頂いたのですが、博識で和歌の解説も分かりやすく助かっています。
私が最後に源氏物語を読んだの、もう20年位前なので…色々忘れているので💦
前田様の訳は分かりやすく世界にも浸れるのでいつも没頭しちゃいます。
青星様は藤裏葉からコメントされていないそうで残念ですが、こちらでお知り合いになれて感謝しております(´▽`)
作者からの返信
青星明良(アキラ)さんはかなりの歴史通ですね。
今でもいろいろな歴史の小説を書いているのでとてもすばらしい小説家です。
いろいろと至らないところが多い訳ですがいつも読んでいただいてありがとうございます!
絵合 その九への応援コメント
ここは、中宮定子(清少納言)VS中宮彰子(紫式部)の構図に似ているなぁと思います。
明るくて利発な定子に夢中であった一条天皇は、奥ゆかしい12才の彰子に最初はつれない態度だったんですよね。
でも、彰子は一条天皇が好きな漢詩の講義を紫式部から習うことで、振り向かせようとしたという。
彰子は、定子ほど一条天皇に寵愛を受けなかったようですが、その後若くして亡くなった定子の子どもを大切にするところを見ても(ここは紫の上みたい)、人格者だったのだなと思います。
全てを物語にする紫式部ってすごいですよね。
作者からの返信
そんな話があったんですね。
私はそこまでの背景を知らなかったんですけど、そういう背景を知っていると源氏物語をより一層楽しめそうですよね。
桐壺 その七への応援コメント
前田薫ハ様
大好きな源氏物語の新しい現代語訳、宝物を見つけたような気分です。
私は子供の頃に実家の本棚にあった谷崎潤一郎訳の艶っぽい源氏物語を読み、それ以来ずっと好きな物語です。
(早くに読んだせいで恋愛観がかなり歪みましたが笑)
後に、田辺聖子訳と寂聴訳も読んだのですが、寂聴訳はなんか…こう…粘り気があって…前田様の文体はすっきりとしていて、世界にスッと入れて素敵です。
これから少しずつ楽しみながら読み進めますね。
長い年月この作業を続けてこられたこと、尊敬と感謝の気持ちです。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
そう言っていただけると私もとてもうれしいです!
長い間続けていることなので文体が安定しないところや誤字脱字なんかはちょくちょくあると思うのですが、楽しんでいただけるのなら幸いです。
どうぞごゆっくりとお楽しみください!
夕顔 その十八への応援コメント
和歌も源氏物語も詳しくは知りませんが、コメントでの和歌解説と読みやすい文でなんとなく読めています。
ありがとうございます。
これが古代イケメンか。
現代でやれば槍玉に挙げて炎上騒動待った無しですが。
昔のそれぞれの立場ある人達は、日常に退屈してたのでしょうか?
そう考えて見てみると、一夜の過ちを共にして、それなりの気配りをし、見目麗しい異性は、一晩だけでもこんな日をと憧れるのかもしれません。
男が読む分には、まぁ女の子がかわいらしかったらそれでいいんでしょう、うん。
作者からの返信
コメントありがとうございます!
昔の娯楽は少なかったでしょうから恋愛が最大の娯楽だったのかもしれませんね。
梅枝 その三十三への応援コメント
夕霧と雲居の雁のすれ違い……。気になる展開のまま次巻に続くようですね。
今回は、夕霧と雲居の雁の和歌。
まずは夕霧から。
つれなさはうき世の常になり行くを
忘れぬ人や人にことなる
(あなたの冷たいお気持ちは、辛い世間の人並みになってゆくというのに、あなたのことをずっと忘れられずにいる私は人並みの男ではないということでしょうか)
これは雲居の雁のつれなさを恨んだ和歌です。恨みつつも、自分は辛抱して待っているのですよと訴えています。
この和歌に対して、雲居の雁が詠んだのが次の歌。
限りとて忘れがたきを忘るるも
こや世になびく心なるらむ
(これを限りにとあなたを忘れられない私を忘れてしまおうとしているあなたこそ、世間に流される心の持ち主ではありませんか)
雲居の雁にしてみたら、他の女との縁談について手紙に何も書いていない夕霧の心こそが恨めしい。だから、「私はあなたのことをずっと想っているのに、あなたは私を忘れようとしているじゃない!」とプンプン怒っているわけです。
次巻はいよいよ光源氏の栄華が絶頂に至るお話ですな。夕霧と雲居の雁の恋の行方も気になるし、見逃せない!!
作者からの返信
物語が盛り上がってきたぜ!
梅枝 その十五への応援コメント
今回は、前回の蛍兵部卿の宮の和歌に対する光源氏の返歌です。
めずらしと故里人も待ちぞ見む
花の錦を着てかへる君
(これはまあ珍しい。あなたの家の人も待ち受けていて、ご覧になることでしょうね。夜の錦ならぬ花の錦を着てお帰りになるあなたのことを)
この「花の錦」というのは、『史記』の項羽本紀が元ネタみたいです。
「富貴にして故郷に帰らずば、錦をきて夜行くが如し」という一節があり、学識豊かな光源氏はその一文をもじって弟をからかう和歌を詠んだようです。
……まあ、「エア嫁に浮気と勘違いされて怒られるかも」とか言ったら、光源氏も弟のボケた発言にツッコミを入れたくなりますわな(^_^;)
作者からの返信
この兄にしてこの弟ありですな。
梅枝 その十四への応援コメント
ここらへんのくだり、和歌が連続して続いているから、和歌を現代語訳しないと光源氏たちが何言っているかワケワカメになってしまう……!
和歌が重要なコミュニケーションツールだった時代に作られた小説だから、どうしようもないですな(^_^;)
というわけで、今回は弁の少将と蛍兵部卿の宮の歌ですね。
まずは弁の少将から。
霞だに月と花とをへだてずは
ねぐらの鳥もほころびなまし
(あの霞が月と花を隔てずにいてくれたら、月光の明るさに「もう朝なの?」と勘違いして、梅枝を寝床にする鶯が鳴き出してくれるのですけれどね)
「ほころぶ」は「鳥が鳴き出す」という意味があるそうです。
次は蛍兵部卿の宮の和歌ですね。
花の香をえならぬ袖にうつしもて
ことあやまりと妹やとがめむ
(このように芳しい香りを、頂戴した立派な装束の袖にたきしめて帰ったりしたら、「どんな美しい女性と過ちをしたのかしら?」と我が妻に咎められてしまうでしょうね)
これは、兄の光源氏から贈られた薫物の素晴らしさを詠んだ和歌です。
で、この和歌を聞いた光源氏が「それはまたひどく弱気ですね」と笑っているのは、そんなことぐらいで嫁さんにビビるなよwwwと軽口を弟に言っているわけです。
次回、光源氏が蛍兵部卿の宮の和歌に対応する歌を詠みます。
作者からの返信
このへんは和歌が連続しているためにアキラさんの負担が増えてしまって申し訳ない。
ほんと感謝感謝です。
梅枝 その十三への応援コメント
酒杯が身分の順にめぐっていき、盃を受け取ると歌を詠む。
これがこの時代の酒宴だったようですね。
で、今回は柏木と夕霧の和歌ですな。
まずは柏木から。
鶯のねぐらの枝もなびくまで
なほ吹きとほせ夜半の笛竹
(鶯が寝床にしている梅枝もたわんでしまうくらいに、その夜半の笛竹を音色のかぎり吹き通してください)
これは夕霧の笛の素晴らしさを称賛した和歌のようです。
これに対して、夕霧が歌で反応します。
心ありて風の避くめる花の木に
とりあへぬまで吹きやよるべき
(風が花を散らすまいと思って避けて吹いているらしい梅花の木に、鳥も難儀するほど不用意に笛を吹き寄ることなどできませんよ)
父上の六条院はとても素晴らしいので自分の笛の音では逆に調和を乱す、と父の光源氏を持ち上げている歌のようです。
この後、さらに歌が続くようですな。
作者からの返信
ここは和歌の嵐でしたな。
梅枝 その十二への応援コメント
>まだ幼少だったころ、韻塞ぎの席で、「高砂」を謡ったのもこの人なのだった。
賢木の巻のころだから、もう14年くらい前のことですね。時が流れるのは早い……。
今回は、蛍兵部卿の宮と光源氏の和歌ですね。
まず、蛍兵部卿の宮から。
鶯の声にやいとどあくがれむ
心しめつる花のあたりに
(私が心惹かれている花のあたりで、鶯の鳴き声のごとき美声で「梅が枝」を謡うのを耳にすると、我が心はいよいよ体を脱け出てさ迷うことでしょう)
弁の少将の歌声と、美しい紅梅が咲き乱れる六条院を褒めたたえている歌ですね。
次は、光源氏の歌です。
色も香もうつるばかりにこの春は
花咲く宿をかれずもあらなむ
(花の色も香りもあなたの身に沁みつくほどに、この春は梅花咲く我が屋敷に絶えず遊びに来て欲しいものですね)
うちの家の梅の匂いが体に沁みつくほど頻繁に我が家に遊びに来てくださいね、と仲のいい弟・蛍兵部卿の宮に言っているわけです。
髭黒のおっさんに玉鬘を掠め取られて傷心中の弟のことをちょっと気づかっているのかも……?(^_^;)
作者からの返信
私たちがすぐにおっさんになってしまうのも時の流れのせいですな。
時の流れは恐ろしい……。
梅枝 その五への応援コメント
朝顔というと、光源氏や蛍兵部卿宮にはいとこにあたる女性ですな。光源氏と関わった女性の中では珍しくプラトニックな関係を貫いた、朝顔の巻のヒロイン……うむ、懐かしい。
今回は、そんな朝顔からの和歌ですな。
花の香は散りにし枝にとまらねど
うつらむ袖に浅くしまめや
(この薫物の花の香りは、花が散ったように女盛りを過ぎた私には役立ちませんが、たきしめてくださる若い姫君のお袖には深く薫ることだと思いますわ)
私みたいな年増の女が使っても役に立たないから、あなたのお若い姫君のためにこの薫物を使ってください。そういうメッセージですね。
いとこの光源氏がこの時期に39歳だから、朝顔もそれぐらい……おっと、誰か来たようだ。
作者からの返信
女性の年齢を調べてはいけない(戒め)
真木柱 その六十六への応援コメント
おいおい、近江の君……(笑)
夕霧は、雲居の雁との仲を内大臣になかなか認めてもらえず、悶々としている最中。それなのに、雲居の雁と姉妹の近江の君が夕霧にラブコールしちゃったら、夕霧も「なに考えてんの、この子……?」となりますわな(^_^;)
というわけで、近江の君の超絶空気を読んでない和歌です。
おきつ舟よるべ波路にただよはば
棹さし寄らむ泊まり教えよ
(沖の舟が寄る辺なく波路に漂うかのように、あなたと雲居の雁との仲が上手くいかないのなら、彼女の姉妹である私が棹を差し寄せてあなたのそばに行ってあげてもいいのですよ? どこにお泊りなのか、教えてくださいな)
……何ちゅうか、玉鬘は激動の人生を送っているのに、近江の君はどこまでもマイペースですな(汗)
作者からの返信
ある意味最強の人物ですな、この子は。
真木柱 その六十二への応援コメント
全方位に憎まれている髭黒のおっさん!!!
この時代は人に恨まれるとすぐ生霊とかで呪い殺されるのに、ピンピンしてるし……(;´Д`)
このおっさん、行動のいちいちがイライラさせられるよなぁ……(汗)
で、そのおっさんの和歌ですな。
巣隠れて数にもあらぬかりの子を
いづかたにかは取り返すべき
(巣のすみっこに隠れて、物の数にも入らないような鴨(かり)の子――仮の子――をどこに誰が取り返したりするものですか)
光源氏の前回の和歌に対して、「どこにも隠す必要などない、私の妻ですよ」というメッセージをこめているのでしょう。
よくもまあ、権力者の光源氏にこんな和歌を送れますなぁ……(呆れ)
作者からの返信
髭黒のおっさん……。
この人に怖いものというのはないのか……。
真木柱 その六十への応援コメント
>春の御殿は捨て置かれ
おい、こら! まーた紫の上ちゃんを放置プレイして笑顔を曇らせる気か!
今そばにいてくれる女君たちを大事にしろよ、このモテ男!!!(悲憤の涙)
……今回は光源氏が玉鬘を想って詠んだ和歌ですね。くそ、モテ男め。
思わずに井手の中道へだつとも
いはでぞ恋ふる山吹の花
(不本意なことだが、井手の中道が私たちを隔てている。しかし、心の中では山吹の花のようなあなたを恋い慕っているのだ)
「井手」とは、山吹の歌枕で、現在の京都府綴喜郡井手町のことだそうです。玉川が東西に流れていて、山吹の名所らしいです。言い伝えによると、橘諸兄の別宅があったとか。
まったく。こんな歌を詠んでいる暇があったら、紫の上ちゃんのところに……ブツブツ。
作者からの返信
アキラさんの紫の上への愛は本物やでぇ。
真木柱 その五十七への応援コメント
>右近も実は薄々二人の仲は察していたが、ほんとうのところはどの程度の関係だったのか、今もって腑に落ちないでいるのだった。
光源氏「どうせこんなことになるのなら、最後まで美味しくいただいておけばよかった」
今回の和歌は、玉鬘の光源氏に対する返歌ですな。
ながめする軒のしづくに袖ぬれて
うたかた人を偲ばざらめや
(長雨が続く軒の雫とともに物思いに沈んでいる私は、袖を濡らし、いかなる時もあなたのことを偲ばざるをえません)
ずっと光源氏の求愛を迷惑がっていた玉鬘が、引き離されてしまった今は、光源氏の愛の歌に共鳴するような返歌を詠んでいるわけです。
何だかんだ言っても、玉鬘が最も心を惹きつけられていたのは光源氏だったわけですな。
さすがは、平安一のイケメン……。
作者からの返信
くっ、最後はやはり光源氏が持っていくのか。
このイケメン、爆発しねえかなぁ。
真木柱 その五十六への応援コメント
玉鬘がかわいそうすぎて、髭黒のおっさんを心の中で100回ぐらい八つ裂きしているぜ……!!(血涙)
私だって、同じスケベなおっさんなら、イケメンの光源氏のほうがいい(;´Д`)
今回は光源氏が玉鬘に贈った和歌ですね。
かきたれてのどけき頃の春雨に
ふるさと人をいかに偲ぶや
(降り続けて長閑な近頃の春雨に、あなたは古里の私のことをどんなふうに偲んでくれているのでしょうか)
この歌は、光源氏が親のようにも読めるし、恋人のようにも読める。そんなびみょ~な和歌ですね。髭黒のおっさんが読んだら二人の関係性を疑うことでしょう。
>なんも詳しくは書かず
ここ、な「に」も、ですね。
作者からの返信
まさかのここで光源氏株があがるとは(笑)
誤字指摘ありがとうございます。
修正しました。
真木柱 その五十二への応援コメント
>こうまで厳重に警備するとは、うるさくてならない。いくら近衛の官人だといっても
これは、髭黒の大将(役職が近衛の大将)を玉鬘の警護役にたとえて、「髭黒の奴、めっちゃうざい」と言っているわけですな。うん、本当にうざい……。
今回は、大魚を逃して残念無念の冷泉帝の和歌と玉鬘の返歌ですな。
まず、冷泉帝から。
九重に霞隔てば梅の花
ただかばかりも匂ひ来じとや
(幾重にも霞によって隔てられてしまえば、梅の花はその香りすら匂ってはこなくなるだろうね。君の警固役の妨害で、あなたとほんのちょっとでも逢う機会はもうないのだろうか)
「九重(ここのえ)」は、「宮中」「幾重にも」という意味がふくまれています。髭黒の大将の邪魔だてを心底疎ましく思っているのでしょう。
次に、玉鬘の返歌。
かばかりは風にもつてよ花の枝に
立ち並ぶべき匂ひもなくとも
(香りだけは風の便りでお送りくださいませ。宮廷の他の花々の枝のように美しく建ち並ぶことができることなどできない私ではありますが)
「花の枝に立ち並ぶべき匂ひなくとも」というのは、帝の他の素晴らしい奥様たちに比べたら私は見劣りしますが……と卑下しているわけですな。
髭黒のおっさんのせいで、みんな不幸。ここ最近、光源氏への悪口も忘れて、髭黒のおっさんを罵ってばかりいる……(;´Д`)
作者からの返信
ここに来て嫌な男ランキングで髭黒のおっさんが光源氏に肉薄してきましたね……。
汚名返上のチャンスは来るのだろうか。
真木柱 その四十二への応援コメント
>この私が邪魔をして中止させているのを、帝もけしからぬ二心であるようにおとりになり、大臣たちも不愉快にお思いになるだろう。
いや、実際、あんたが何もかんも悪いんやし……。
>その年は男踏歌があったので
この男踏歌というのは、前も出てきましたね。
以前にもここにコメントしたと思いますが、これは年始の宮廷行事で、歌のうまい男たちが帝の御前で祝詞を歌い、集団で舞うらしいです。
紫式部が『源氏物語』を執筆していた頃にはすでに廃止されていた年中行事です。おそらく紫式部の少女時代(?)にはまだ催されていたので、彼女は昔を懐かしみながら男踏歌のエピソードを書いていたかも知れません。
作者からの返信
>いや、実際、あんたが何もかんも悪いんやし……。
私はこの翻訳を初めて髭黒の大将の好感度がストップ安ですよ。
真木柱 その三十三への応援コメント
女房たちも仕える主君が違うからバラバラになっちゃうのか……。平安時代の一家離散は大変やなぁ……(白目)
今回はそんな女房二人の和歌ですね。
まず、中将のおもとの歌から。
浅けれど石間の水は澄みはてて
宿もる君やかけ離るべき
(髭黒の大将さまとは遣り水の石の間を流れる水のように浅い関係のはずの召人のあなたがここに残り、この屋敷を守るべき北の方さまが立ち去るなどということがあってよいのでしょうか)
ただの召人(兼愛人)である木工の君が屋敷に残り、正妻の北の方が屋敷を去らねばならない悲哀を歌っているわけですね。
次は、木工の君の返歌です。
ともかくも岩間の水の結ばほれ
かけとむべくも思ほえぬ世を
(何はともあれ、私の胸は岩間の水が凍って滞ってしまうように悲しみのあまり塞がっています。私だって、この屋敷にそういつまでもとどまっていられるはずがありません)
自分が屋敷にとどまる後ろめたさから、「私もそのうち出て行くと思います」と詠んでいるわけです。
たぶん、北の方に対して申し訳ないという気持ちがあったのでしょうね(泣)
作者からの返信
悲しい歌が続く……。
これも平安貴族の宿命か。
真木柱 その三十二への応援コメント
悲しい話が続くでござる……(´;ω;`)
今回は、真木柱の姫君と北の方の和歌ですね。
まず、真木柱の姫君から。
今はとて宿離れぬとも馴れ来つる
真木の柱はわれを忘るな
(今日を限りにこの家を離れてしまっても、これまで慣れ親しんできたあなた――真木の柱は私のことをどうか忘れないでくださいね)
「真木」とは檜のこと。姫君はこの和歌を詠んだことにちなんで、「真木柱」と呼ばれることになります。
次は、母親の北の方の和歌。
馴れきとは思ひ出づとも何により
立ちとまるべき真木の柱ぞ
(真木の柱が、あなたのことを思い出してくれたとしても、私たちが今さらここにとどまるべき理由など何も無いのですよ)
まあ、「悲しいあなたの気持ちも分かるけれど、もうここにはいられないのよ」と娘に言い聞かせているのですな。
真木柱の和歌はとても意地らしくて哀れ……。深く印象に残る和歌です(>_<)
作者からの返信
(´;ω;`)
真木柱 その二十六への応援コメント
>「いったいどういう考えから、こんな女に手をつけたりしたのだろう」などと、思うだけなのだった。
はぁ……。マジでこの男最低ですわ。
前田さんのオリジナル展開で、牛車にでも轢かれておちん〇んもげちゃえばいいのに!!
というわけで、今回はチン毛黒の大将の和歌ですな。
憂きことを思ひ騒げばさまざまに
くゆる煙ぞいとど立ちそふ
(昨日の災難を思い出しつつ後始末などをしていると、くゆる煙のように後悔の念が出てくるものだなチンチン)
「くゆる煙」は、「燻ゆる」と「悔ゆる」を掛けているようですね。
和歌でもチンチンとか言っちゃうなんて、さすがはヤリチンなチン毛黒の大将!!
作者からの返信
アキラさんがご立腹であらせられる(笑)
しかし、最近翻訳してるとほんとうにこの髭黒の大将という男はどうしようもないですな。
株価はストップ安ですよ。
真木柱 その二十五への応援コメント
この木工の君というのは、髭黒の大将と肉体関係がある女房のようですね。
こんな時にでも「おっ、その目つき色っぽいな」とか思っちゃうのが男の性なんですかねぇ……(^_^;)
そして、今回はその木工の君が詠んだ和歌です。
ひとりゐてこがるる胸の苦しきに
思ひあまれる炎とぞ見し
(昨日あなたの衣が燃えたのは、見捨てられてもなお独りで恋い焦がれる北の方の、その苦しい胸の内におさえきることのできない想いの炎のせいなのだと私は考えています)
……と、まあ北の方の孤独を代弁したわけですが、愛人という立場ゆえに放置されがちな自分の寂しさも同時に訴えているみたいですね。
髭黒のおっさんでもこんなに女性たちを泣かせているのだから、イケメン貴族たちはどれだけの女君たちを不幸にしてきたことか……。
特に光源氏とか、周囲の女性は死屍累々でしょうな。
作者からの返信
光源氏の栄光は多くの屍の上にあるんやなぁ……(言い方)
真木柱 その二十三への応援コメント
>加持の僧に打擲されたり、引き廻されたり、泣きわめきながら夜を明かした。
痛ましいなぁ……(;´Д`)
でも、これが六条の御息所だったら逆に髭黒の大将や玉鬘に災いを及ぼしそうですよね(白目)
今回は、髭黒のおっさんの和歌ですな。
心さえ空に乱れし雪もよに
ひとり冴えつる片敷の袖
(私の心さえ上の空になってかき乱れてしまったこの大雪に、ただ冷え切って片敷の袖の独り寝でありました)
「片敷の袖」というのは、独り寂しく寝ることを指します。昔は、共寝する男女がお互いの衣服を敷き交わして寝たそうです。なので、「片方だけの袖(自分だけの袖)で寝る」というのは恋人がいない夜を過ごすという意味になるわけです。
……もしかしたら、前にもこの解説はしたかも知れませぬ(^ω^)
作者からの返信
>でも、これが六条の御息所だったら逆に髭黒の大将や玉鬘に災いを及ぼしそうですよね(白目)
難しいところですね。
いや、まあ、このおっさんが全部悪いんですが。
夕顔 その三への応援コメント
恋は相手の女性を追いかけてるうちは夢中で愛おしいけど、いざ相手が振り向いてこっちが攻められると急に相手への価値を感じなくなったりするってのを思い出した。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
恋愛というのは今も昔も難しいものですね。