第二章
近いうちにまた別の病院で検査してもらう予定だということで先生もひとまず様子を見るしかないなともらしていたけど、私は日ごとに増してくる焦燥感を拭うことができずにいた。
大体、心因性のストレスでこれほど急速にここまでの事態になるものなのか。
特に調べたことはないし興味を持ったこともないけれど、鬱病になると人と話をしたり外を出歩いたりする気力がなくなって、最悪の場合自殺をしてしまう例もあるとテレビかラジオで見聞きした覚えがある。
さすがにこれは考え過ぎだと思いたいが、ここまで長期間休み続けている事実があるとあながちあり得ないと言い切ることが難しいのが怖い。
一向に登校してこない天音に、瑠璃先輩は会う度に不満を口にしていた。
“あの子いつまで休んでんの? 面白くないなぁ……。珠美さ、無理矢理連れ出してくるとかできない?”
二日前、学校の帰りに立ち寄ったスタバで言われた台詞。
それは無理だと素直に答えておいたけど、顔に浮かぶ不満は消えることはなくむしろ更に深まったように見えた。
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