第二章
「たぶん違うと思う。一昨日に病院へ行ってきたらしいんだけど、身体には問題がないみたいだって言ってた。心因性のストレスかもしれないから、定期的に通院して様子をみようってことにはなったらしいけど」
そう説明すると、郁代はほんの僅かに表情をしかめた。
「ストレス……?」
「うん。きっと、今まで先輩の嫌がらせに耐えてたから、限界がきたってことじゃないかな」
「……そっか。それならまだ良いけどさ。もし例の石が原因とかになったら、わたしらヤバイでしょ? 瑠璃先輩一人が謹慎されるなら別だけど、たぶんあの人の性格だとこっちがとばっちり受けるような言い訳してきそうで怖いんだよね。あわよくば、自分だけ良い子ぶって逃れようとかさ」
顔の周りを飛ぶハエを鬱陶しがるような渋い表情で告げる郁代に、私は苦笑を返しておく。
「でも、あれか。ストレスが原因って言うなら、どの道瑠璃先輩のいじめばれるかもしんないよね。ほら、よくあるじゃん?」
言いながら、こちらへ人差し指を向ける郁代。
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