第二章
3
七月十一日、土曜日。
学校が休みの今日は、まるで嫌がらせをされているかのように朝からどんよりとした空模様だった。
昨日、あれから天音の家でどんな会話があったのかはわからない。
それでもたぶん、今日は診察を受けているのではないかと私は期待していた。
時刻は夕方の五時。
一日中家から一歩も出ることなくぼんやりと過ごしていた私は、机の上に置きっぱなしにしていたスマホを取出しメッセージアプリで天音のアカウントを表示させる。
入院なんてことにはなっていないだろうけど、どんな診断結果になったのかはすごく気になる。
<病院には行った?>
簡潔な文章を打ち込み、送信する。
お互い文章にこだわるようなタイプじゃないから、こういうとき下手に気を遣わなくて良いのはすごい助かる。
絵文字や顔文字はどうしても苦手で、わざとらしいオーバーな表現になってるんじゃないかとか使い方を間違えているんじゃないかと、毎回気にして躊躇ってしまうのだ。
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