あとがき

 どうもkatternです。

 でていけあんたは九尾さんにお付き合いくださりまことにありがとうございます。


 いやはや、まさかここまで続くとは。

 そしてまさかまさかのPVが途切れることなくお読みいただけるとは思っておりませんでした。熱心にお読みくださった読者の方にはほんと頭が下がります。


 ほんとここまで応援してくださり、まことにありがとうございます。

 みなさんが読んでくれたおかげで、ここまで続けてくることができました。

 感謝感謝の限りです。


 本作は確かカクヨムコン2の開始前に連載が始まり、そのままコンテストに応募。なんとか読者選考を抜けはしたのですが、受賞には届かずという経緯の作品でした。

 コンテストで区切りをつけることもできたのですが、加代と桜のキャラクターが僕としては気に入っていて、なんとかして彼らを商業の舞台、日の当たる場所に送り出せないものかと、悪あがきをしたという次第です。


 実に見苦しい話ですね。(汗)


 さて、せっかくなので懐かしい話をしましょう。


 本作、最初に投稿した頃には完全にギャグ作品でした。

 でていけあんたは九尾(クビ)さんというダジャレが話のはじまり。

 完全にネタありきなので、ラブコメに入っているけれどラブ成分皆無。特にヒロインの加代に、当初それほど僕は思い入れはなく、今は修正して面影なくなりましたけれど、最初の頃はゲテモノヒロインをしておりました。


 そんな彼女に合せて、きっついキャラクターをと作ったのが桜くん。こいつ、本当に嫌な奴というか、ひねくれかえっているというか。社会に出て五・六年目で、きらきらした部分がそげ落ちた感じで、こんなん好きな奴いるのかなとか思いながらも、綺麗にオチを決められるので重宝しておりました。

 ぶっちゃけ、筆者はこの頃、新卒で入った会社でこんな感じでやさぐれており、彼に自分を投影していたのかもしれません。


 そんな主人公とヒロインが、毎度毎度くだらないことを繰り広げて、汚いギャグを繰り広げていく――という所から始まったのですが、気がついたらちゃんとラブコメになっちゃっているんだからこれが怖い。


 ゲテモノ成分は長期化に伴い一斉撤去。

 ちゃんとしたヒロインとして最低限加代さんを整えて、こうして今日に至るまでの長期連載となりました。


 加代の失敗しても気にしない明るくいつだって前向きな性格があってこそ、ここまで続いたのだと思います。なんというか、キャラの外見的なディティールよりも、内面的なディティールが非常に強く、それがここまで僕にこの物語を書かせようと思わせたのかなと、そんなことも感じますね。


 また、二人の関係も、長く付き合っている内に言葉のとげがなくなっていき、お互いを思いやるようになり、いつしか傍目に見ていてもちょっと眩しいようなバカップルになるという激変ぶり。いやはや、事実は小説より奇なりといいますが、こんな形でまとまったこの小説も相当奇妙かなって感じです。


 小説、変われば変わるもの。

 過去の自分が今作の結末を見たら、ちょっと驚くような気がしますね。

 え、普通にラブコメになってるじゃんって。


 さてまぁ、そんな作品も長く続けるにあたって、二人だけの話では難しくなってきた。なんとかして狂言回し的なポジションが欲しい。あるいは、話を広げたいと試行錯誤を重ねた末に、思いがけず出て来たのが――ダイコンタロウ氏でした。


 彼、ほんと最初は脇役というか出落ちで出したんですけれど、見事に名サブキャラクターに化けてくれましたね。ほんとこいつのおかげで、本作品は見事に息を吹き返したと言っていいんじゃないでしょうか。


 桜の奴が捻くれに捻くれていて滅多にボケてくれないのもあるのですが、そこをダイコンが見事に補ってくれたという感じ。ロリというのもまた弄りやすく、いつしか作中で三番目に愛着のあるキャラに育っていってくれました。


 などなど、個人的に語れば尽きぬ本作ですが、ここで一旦のおしまいとさせていただきます。


 残念ながら評価が振るわず、書籍化などには至れなかった作品ではありますが、僕というモノカキの根底を作ってくれた作品には違いありません。

 この作品で学んだことや身につけたことを、今後の作品の中で活かしていくことが、彼らにしてあげれるせめてもの手向けかなと思い、これからも頑張っていこうかなと思っております。


 逆に、書籍化しなければその作品はずっと作者のモノでもあるので、どこかでひょろりとスターシステム的に登場させるかもしれません。

 今後の作品にご期待ください。


 と言うわけで。


 本作「でていけあんたは九尾さん」を、ここまで応援くださりありがとうございました。またこんな感じで、明るく楽しいほのぼのラブコメを書いていこうとは思っておりますので、その時は、どうぞよろしくお願いします。


 では、また会う日まで。


 のじゃのじゃこやーん。ふぉっくすふぉっくす。


 2021/08/28 kattern 拝

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でていけあんたは九尾さん kattern@GCN文庫5/20新刊 @kattern

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