第62話 タケの子供たち

話しているうちに家に着いた。

家には子供が2人いたが、主人らしき人はいない。

「さえさん、荷物を降ろしなされ。大層な荷じゃから重いじゃろ。」

「ありがとうございます。着替えくらいで大したものは入っていないのですよ。」

食事の支度をすると子供たちも一緒に座る。

「どこから来たの? どこへ行くの? 何しに行くの?」

子供は遠慮がない。

矢継ぎ早に質問が来る。

「下総の方からきたの。八王子のおじさんのところへ行くのよ。」

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