第63話 維新の別の顔

何度もタイムスリップする間に、咄嗟の出自と行き先などを考えておくクセがついている。

なるべく不自然にならないような筋道を立てる。

子供達の話を聞いていると、タケの夫はご維新の時に一旗上げると出て行ったきりらしい。

もう10年も前のことで、タケは生きてはいないだろうという。

子供達も幼い頃に出て行った父の顔も覚えていないという。

今では少しは家の手伝いもできるようになったが、今まではそれは苦労したらしい。

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