第49話 ベスト5キープしたけど……

 明智軍の猛攻から逃れ、命からがら逃げ延びたおいらだったが、行く末は厳しい。藤吉郎が毛利攻めから急遽戻ってきたので、とりあえずその軍に、合流する。おいらが生きていたと知って、藤吉郎はかなりがっくりしたみたいだが、とりあえず無視。今後の状況を探る。


 エッセイ・ノンフィクションランキング上位四傑を調べる。なんと、すべて完結済、1話。★もおいらの倍以上。700越えまである。信玄と謙信が死んだのに、まだこんな強敵がいたのか。おいらはほぞを噛む。


 こんな状態じゃ、次にすぐ、完結済、1話の敵が誕生したら、一発でおいらは蹴落とされる。一発芸はやはり強い。一度、蹴落とされたら再起の望みはない。この駄文も長くなりすぎた。読みきるのには相当な時間を要するだろう。それに比べて一発芸はせいぜい十分もあれば読めるだろう。さくさく読まれて★三つ。これを百人がやれば、それだけで★300だ。お手頃だなあ。


 なあ、藤吉郎。なんか良い策はないか? 官兵衛でもいいぞ。良き献策をせよ。

「はあ、ここらで上様も完結なさったらいかがですか。50話も近いことですし」

 で、あるか。

「ランキングなど気にせず、百話、千話と続けられれば。長く続ければ、新しい、お味方(フォロワーさん)も増えるかも」

 で、あるか。


 おいらは考える。どのみち、エッセイ・ノンフィクションの天下統一は難しい。それなら底辺大名として、天下統一を図る新興勢力の盾になってみようか。


 まあ、冗談はさておき、どうせ、エッセイ・実話・実用作品コンテスト参加者のいぬ間の仇花だ。せいぜい宴会でもして一人で盛り上がろう。彼らが帰ってきたらまた底辺作品に戻っちゃうんだ。束の間の春(もう夏だけど)を楽しもう。


 藤吉郎。醍醐で花見と参ろうぞ。

「上様、今は桜の時期ではございませんが?」

 ひまわりでも、なんでもいいわ。仇花をせいぜい、咲き誇らせよ。

「ははあ」

 おいらは好きでもないけど、DAIGOを呼び寄せ、例の歌を歌わせながら24時間マラソンをさせた。

「二年連続っすか」

 とDAIGOは泣き顔だったが、北川景子ちゃんと結婚したんだ。それくらいの苦しみを味わって当然だろう。


 おいらの夢はここで終わった。眠りながら見る夢が終わったのか、起きていて見る夢が終わったのかは読者の想像にお任せしよう。

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