第36話 完全な戦略ミスだ
エッセイ・実話・実用作品コンテストに出品した『狂気の夏〜僕の躁鬱病体験記・苦しさが伝わらない〜』が読まれないまま数日が過ぎ、ついに81位までランクを下げた。これはひとえに、おいらのせっかちな性格による戦略ミスだ。コンテスト期間中ゆっくりと更新して連載中のままにしておけば、新着小説のレールに乗って露出度が増え、人目に多くさらされて顧客を確保できたのに、早く五万字に乗せたくてガツガツ執筆して早々に完結済みにしたのが返す返すも悔やまれる。まあ、焦った原因が、四万五千字でネタが切れたということもある。最初はネタの宝庫だから、楽々五万字に達すると楽観視していたのに、どうしても書けないこと(我が人生、最大の汚点だ)やどうしても書きたくないことが出てきて、五千字の穴を埋めるのに四苦八苦してしまった。書けない焦りが悪い影響を与え、無理して書いた最後の三エピソードは読者の共感を得るどころか反感を買うような結果に終わってしまった。ゆっくり考えれば、サプリメント買いあさりの結果、体調がものすごく良くなった(アトピーが消えて、血糖値も下がり、体重が二十キロ近く落ちた)こととか、宅配便の人とすごく仲良くなって会話が弾んだこととか、自転車でこけた人を何回も助けたとかエピソードは尽きないのに、すっかり失念してしまった。でも、今更書き直すのも面倒くさいので、ここに、コンテスト撤退宣言をしよう。おいらは計画性のない男だ。思えば将棋とかオセロとか先を考えて遊ぶゲームは苦手だった。まさに人生ゲームの敗者だ。どうしようもない馬鹿だ。もうちょっと先を見越して生きていれば、発病しなかったかもしれない。それができなかった。敗者に待っているのは死だろうか? それとも生き恥を晒し続けることだろうか? もう逆転はないものなのだろうか? 何か起爆剤が欲しい。って別に自爆テロをするわけではないよ。やる気を失ったこの心と体に力が
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます