オレ彼!?★ 融(とおる)の章 朝食

なんか、

曾祖父(ひいじい)ちゃんが、

つけ文したという、

絢香ちゃんそっくりな、

絢香お嬢様っつ~、

火事で亡くなった、

醍醐寺家の黒い人が、

夜な夜な、

オレに金縛りかけて、

くるのは、

オレと、

曾祖父(ひいじい)ちゃんが、

そっくり……みたいなんだというコトなんだな……。


絢香ちゃんそっくりだから、

絢香ちゃんが、

あんな目に遭ったみたいで、

なんともやるせねぇ~。


絢香お嬢様を

曾祖父(ひいじい)ちゃんのもとに、

送ってやりてぇ~な……。




黙々と、

朝御飯を食べていたら、


「それにしても、

寺町のど真ん中のお屋敷跡地って、

池を埋め立てた土地柄だろう?

マンションなんか建てて、

また液状化で、

傾かないかな!」


「マンションは、土壌改良したり、

杭は、深く打つじゃない、

大丈夫よ!!」


「また地震起きたら、

さっさと避難しろよな!」


「はいはい……。」


親父と母さんの会話を聞いて食べていたが、


「寺町のマンションの前に建っていたのって、

洋館?」


思いきって、夢の光景の屋敷と同じか、

聞いてみた。


母さんは、首をひねり、

親父をみた。


「あぁ、ハイカラな洋館だったようだぞ!

関東大震災で、崩れて、

火事で丸焼けになったって聞いたな!!

良くは知らんが、

ずっと空き地になっていたぞ!!」


親父が答えてくれた。


「そっ!!」


あの洋館の、

あの絢香お嬢様と、

小さな遙華お嬢様は……。


絢香ちゃんの親戚の……哀しい出来事だったんだ。

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