概要
エルフの少女は、大嫌いな人間に愛を抱く。
「この世界に『異物』の居場所は、どこにも無いんだ」 かつて圧倒的な武力と魔力を誇った竜族が滅び、人間が世界の覇権を握ったフィール大陸の外。 二百年前に竜の業火で故郷を焼かれたエルフの少女・ウルフは、見た目は十歳だが、四百年という長き時間を生きる、あてのない放浪の旅人だった。 高度な文明と強大すぎる魔術を操り、世界を自分たちの都合でねじ曲げるフィール人を、ウルフは『理(ことわり)を破壊する怪物』と激しく嫌悪し、警戒していた。 そんな彼女がある日、乾燥した台地で行き倒れかけた時、手を差し伸べたのは――白髪のフィール人の青年、セテスだった。
「行き倒れを見捨てて死なれたら、後で食う飯が不味くなるからな」
人間を拒絶していたエルフの少女と、世界の理からはみ出して生きる白髪の不老の風来坊。
これ
「行き倒れを見捨てて死なれたら、後で食う飯が不味くなるからな」
人間を拒絶していたエルフの少女と、世界の理からはみ出して生きる白髪の不老の風来坊。
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