概要
あ、こいつやる気だな。
「夜食」
うわ言のように、あるいは声すら出ていない気さえするが、腹が減っている俺は夜間に寮の外へ出ていた。
なにが食いたい。肉。深夜の空腹が求めるギルティな欲望。脂ばかりの厚い肉をとにかく食いたいのだが道は暗い。昼間盛況だったトンカツ屋も今や静寂の淵。寝息すら聞こえない闇の帷の内である。この時間に俺が満足できる飯屋はきっとない。だからといってコンビニというのはあまりにも味気なく。渇きを癒す術がみつからないまま闇雲に歩いたところで、進んだ先には高速道路の入り口と空き地くらいなもの。なのに何故引き返さないのか。レミングの飛び降りに近いものを感じる。工場の寮周辺、運送トラックが行き来するための広い道は若い力を捕える柵だ。駄目。目処立たず。もう帰るしかないのか。そう思いながらも真っ直ぐ、ただ真
うわ言のように、あるいは声すら出ていない気さえするが、腹が減っている俺は夜間に寮の外へ出ていた。
なにが食いたい。肉。深夜の空腹が求めるギルティな欲望。脂ばかりの厚い肉をとにかく食いたいのだが道は暗い。昼間盛況だったトンカツ屋も今や静寂の淵。寝息すら聞こえない闇の帷の内である。この時間に俺が満足できる飯屋はきっとない。だからといってコンビニというのはあまりにも味気なく。渇きを癒す術がみつからないまま闇雲に歩いたところで、進んだ先には高速道路の入り口と空き地くらいなもの。なのに何故引き返さないのか。レミングの飛び降りに近いものを感じる。工場の寮周辺、運送トラックが行き来するための広い道は若い力を捕える柵だ。駄目。目処立たず。もう帰るしかないのか。そう思いながらも真っ直ぐ、ただ真
ありがとうございます。
何かしましようか? 靴舐めたりできます。ぺろぺろ。
何かしましようか? 靴舐めたりできます。ぺろぺろ。
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