概要
肌に残った白濁を、彼女たちは「祝福の証」と呼ぶ。
祭壇の上で目を覚まして三日目。目の前には、成人の儀を終えたばかりの娘が跪いていた。
「司祭さま。祝福を、私に」
ここは女しかいない谷。俺はこの教団でただ一人の男で、唯一の司祭だった。
司祭の務めは、祝福を求める女性信者に子種を注ぐこと。それがこの世界の「祝福」だ。
事が済んだあと、娘は肌に残った白濁を拭わず、両手で押さえて「証を、ありがとうございます」と言った。
祭壇の敷布は本人が畳んで持ち帰り、授かるまで洗わない。司祭の法衣は染みが重なるほど尊いとされる。
現代日本から来た俺の常識は、この谷では一つも通じない。それでも俺は、祭壇に立つことを引き受けた。
翌日から、祝福を求める信者は増えていく。娘の母。外から逃げてきた女。祝福を拒んでいた薬草師。
前の司祭はどこへ消えたのか。なぜ男は俺一人な
「司祭さま。祝福を、私に」
ここは女しかいない谷。俺はこの教団でただ一人の男で、唯一の司祭だった。
司祭の務めは、祝福を求める女性信者に子種を注ぐこと。それがこの世界の「祝福」だ。
事が済んだあと、娘は肌に残った白濁を拭わず、両手で押さえて「証を、ありがとうございます」と言った。
祭壇の敷布は本人が畳んで持ち帰り、授かるまで洗わない。司祭の法衣は染みが重なるほど尊いとされる。
現代日本から来た俺の常識は、この谷では一つも通じない。それでも俺は、祭壇に立つことを引き受けた。
翌日から、祝福を求める信者は増えていく。娘の母。外から逃げてきた女。祝福を拒んでいた薬草師。
前の司祭はどこへ消えたのか。なぜ男は俺一人な
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