『FAIN/plot01』の世界には、
感応共有基盤という考え方があります。
発想自体は、とても単純です。
他人の痛みを、ほんの少しだけ共有できれば、
人は無闇に誰かを傷つけなくなるのではないか。
怒りや暴力に踏み込む前に、
「これは誰かを壊す」という感覚が立ち止まらせてくれる。
その結果、
トラブルや犯罪は減り、
社会はより穏やかになる——
そう期待されていました。
感応共有基盤は、
人を縛るための装置ではなく、
予防のための前提として設計されたものです。
ただし、
「痛みを知ること」と
「正しい選択ができること」は、
必ずしも同じではありません。
FAINの物語は、
そのズレが生んだ現実を描いています。
※添付画像は監一メンバーのポーズをマネしているフウ君です
