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【6/24】「海神別奏」更新しました:こぼれ話「盟治・大証時代の車」

「海神別奏~悪役令嬢代行おじさん~」最新話を更新しました!
 
 いつもお読みいただきありがとうございます!
 なろうと内容が少し違いますので、どちらも楽しんでいただけると嬉しいです

 今回は「09 心配」で話に出てきた車の話(作中では盟治・大証なので架空の時代です) 
 織歌と勝は↓のような会話をしてました。
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『……兵曹、お前タクシーは乗ったことあるか?』
『たくしー? あの鉄の箱か?』
『ははは! 兵曹貴様ぁ、車も知らないのか!?』
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 ややこしくて申し訳ないんですが、勝(兵曹)は20年前からやってきた浦島太郎状態なので、青春は1900年代に過ごしています。
 彼は九州の田舎の方の出身――車はほとんど流通しておらず、見たことはありません。
 初めて見る割にリアクションが薄いのは勝のノリが悪いだけです。

 そんな車事情。
 織歌が青春を過ごしている1923年ですら日本ではまだ1万2千台ほどしか流通していません。
 織歌は海軍将校なので軍の付き合いで見たり乗ったりしたことはあるけど、非日常のイベント感覚。
 アメリカでみんなが当たり前に使っているのを見てびっくりしている状況です。


 そんな織歌、地の文で脳内会議をしています。
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 この父親気取りの兵曹に私の大都市での完璧な立ち振る舞いを見せてやる……こいつが大都市出身でなければ、できるはず。
~~~
 よし、私と同じ地方出身なのは確定だ。
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 織歌の出身地は熊本市。勝は水俣市(この時の織歌はまだ知らない)。
 偉そうにしてますが、結局同じ県の出身な親子でした。


 そんなわけで、ドキドキで乗り込んだタクシー――当然これから、ろくでもないことが起こります。
 一体どんな展開が待ってるのか…!気になる方はぜひ本編へ!

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