吐く息は白く窓を曇らせる
僕は今日から北の町に出かけようと思う
いつ戻るのかは分からない
君に言わなかったのは
くじけそうになる気持ちに整理をつけたいから
頑張ってきたつもり
他の誰かの為ではなく僕自身の為
いつまた戻るかなんてわからない
でも多分…あそこには戻らない
今更謝るつもりもないし
後悔はしていないと言いたいけど
列車の音が僕の心を震わせる
大好きだった町が、こんなに嫌いになるなんて
全部僕のせいだよ分かっているよ
さよなら 僕の町 さよなら 愛しい君
新しい街で仕事も見つけたよ
たいした仕事じゃないけど
今の僕にはピッタリだ
楽しく過ごす毎日
君に送った手紙に書き記すよ
沢山の事分かったけど
君の事だけは分からないことだらけ
離れてみてわかるよ、僕はこれほど知らなかったんだ
でも戻ることは無いよ
さよなら 僕の部屋 さよなら まだ好きだよ