• 異世界ファンタジー
  • 歴史・時代・伝奇

一般公開SS『長兄・次兄の楽しいハンティング5』です。

翌朝、皆を連れ冒険者ギルドへ向かう。
昨日の顛末を聞きに行く為だ。

「あっ!カーマインさん!
お待ちしてました!ギルドマスター室に
お越しいただいてよろしいでしょうか?」

受付嬢の案内でギルドマスター室に入り
案内された椅子に座る。
目の前にギルドマスターらしき人物がいる。

「態々来てもらってすまんな。
私がこのギルドのギルドマスターだ。
話しは彼女から聞いている。傭兵ギルドの
言い分は全く受け入れる事が出来ない。
昨日のうちに領主には知らせを出している。今日にも傭兵ギルドに領主から通達が行くだろう。
問題は傭兵ギルドの報復だ。」

「それのどこが問題なのだ?」

「傭兵ギルドが面子を潰されたと逆恨みをしてキミ達に刺客を送り込む可能性が高いんだぞ?私達では恐らく守りきれない。」

「守ってもらう必要はない。
当然、襲って来た者は賊として扱っていいのか?命の保証はしなくていいんだろうな?」

「一応、そこは領主と打ち合わせは出来ている。襲って来る者は街中であっても例外なく賊扱いでいいそうだ。
一度でも襲撃を受けた場合、報復しても咎めないと書面で認可を受けて来ている。
しかし、あくまでもキミ達パーティーと
傭兵ギルドとの間の諍いとさせてもらう。
つまり冒険者ギルドとしては助太刀は出来ない。」

「十分だ。もとより助太刀は不要。
我等のみで対処は容易い。手間をかけた、
感謝する。それと昨日捕らえた者達は
どうしている?」

「嗚呼、キミ達が盗賊として捕らえた者達は既に犯罪奴隷にしてある。街の外で絡んで
来た者と昨日ギルド内で襲って来た者達に
ついてはまだ領主よりの沙汰がおりてないが
間違いなく厳しい内容になるだろうな。」

「では、犯罪奴隷については受け取ろう
知り合いの奴隷商人に引き渡す。」

「なんなら暫くこちらで預かってもいいんだぞ?イタズラにその奴隷商人も危険に晒す事になりかねん。」

「だからいいんじゃないか?
いつ来るかわからない襲撃を待つより確実に襲える機会を作ってやった方が話が早いだろう?そして一度でも襲われたら報復しても
構わないんだろ?俺達としては早く襲って
来て欲しいくらいだ。
それに奴隷商人も護衛は雇っているから
問題はない。」

「あ、嗚呼、そうか。キミ達がそれでいいのであれば構わない。犯罪奴隷を引き渡そう。
キミ達は依頼の成功率も高く依頼主からの
評価も高い。
私個人的には出来れば自ら荒事に飛び込まず穏当にやり過ごして欲しいが
キミ達の意志であれば仕方ない。
無事にここに来てくれる事を祈っている。」

「問題ない。犯罪奴隷の手続きの準備をして待っていてくれ。」

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する