『Journey of Picaroー悪漢ダンテの無法録ー』
いったんの区切り。
いやー、ずっと書きたかったんですよね。
ピカレスク×異世界ファンタジーの物語。
……ごめんなさい嘘です。
異世界というワードにも「あ~ね」と、感じてしまう程度には、まったく書く予定もありませんでした。
そもそも私は、アニメや漫画、ラノベをほとんど知らないし読みません。
なので、誰でも知ってるだろ!?
というような作品でさえ名前しか知らなかったりします。
異世界もので有名なのって何?
と考えても出てこない程度には無知。
『リゼロ』とか、『このすば』だとか、音と響きを知っているだけで中身を知らないですし。
いま改めて考えても、
『狼と香辛料』と『マグダラで眠れ』しか思い浮かびませんでした。大好きです。クースラかっこいい。
それくらい『異世界』に興味がなかった。
『Journey of Picaroー悪漢ダンテの無法録ー』
このお話を書こうと思い立ったのは、それが理由です。まったく知らないし興味がないから書きたくなったっていう。
……意味不明ですね。ハイ、わかります。
でも、分かる人には分かってもらえるかもしれない。
私が本来、好きだったり書いているのは(投稿していませんが)伝奇、ホラー、現代ファンタジーです。
なので、ダンテのお話は異世界ですが、極力、地に足の着いたお話になっています。
一章で『異世界要素どこ?』と思われた方は正しいです。たぶん、このお話には異世界として普通思い浮かべる色々なものがない。
闇ギルドや盗賊団ではなく、マフィアやギャング。
宿にも身分証が必要です。かわいそうにトマス。
生臭い現実感のある異世界とは誰が得なのか。
とはいえ、この先の二章からは、ようやくファンタジー要素が沢山顔を出します。この世界における魔法と異能の違い、亜人や政治・宗教体系。
でもやっぱり読者様が思っている、あるいは知っているファンタジーのものとは違うかもしれません。
……異世界もの読んでないのでイメージですが。
長くなりましたが、そんな違いを楽しんでいただければ幸いです。
これからも、
『Journey of Picaroー悪漢ダンテの無法録ー』
ダンテをよろしくお願いいたします。