読者の皆さま、こんにちは。
いつも『ディンギル創世記～暁のメソポタミア～』をお読みいただき、誠にありがとうございます。
作者の やまのてりうむ です。
水曜日に公開した第18話「黒き狼の揺り籠」、いかがでしたでしょうか。
ラハムの「原点」とも言える物語を、一緒に見届けていただき、心より感謝申し上げます。
穏やかで、しかしどこか切ない、彼がまだ何者でもなかった少年時代の記憶が、少しでも皆さまの心に響いたのなら、作者としてこれ以上の喜びはありません。
さて、本日、第19話「東からの風、変わらぬ瞳」を公開いたしました。
物語の舞台は、再び聖都ウルクへと戻ります。
https://kakuyomu.jp/works/16818622175746623325/episodes/16818622176640408949今回の第19話では、重苦しいマシュクルの闇とは対照的に、ウルクに懐かしく、そして力強い「東からの風」が吹き込みます。
――主人公ジドの故郷ルース村から、あの幼馴染み、イシム・ジェールが、熱い決意を胸に神殿の門を叩くのです。
五年ぶりの再会を喜ぶ、ジドとイシム。
二人の間を流れる、少年時代と変わらない友情。
そして、親友の成長を目の当たりにしたイシムが、ディンギル体術の門を叩く、新たな決意。
今回は、これまでの緊迫した展開から少しだけ離れ、彼らの温かい絆の物語をお楽しみいただければ幸いです。
次回の更新は、週明け7月14日（月）午前7時。
第20話「芽生えし命、黒き鉄の足音」を公開予定です。
そして、その第20話では、ウルクの神殿に、新たな命の誕生という、かけがえのない喜びが訪れます。
しかし、その温かな光を嘲笑うかのように、マシュクルの「黒き鉄」の脅威が、ウルクの未来に暗い影を落とし始めていたのです……。
物語は、再び激動の渦へと巻き込まれていきます。
ご期待ください！
皆さまからのご感想や応援コメント、そして作品への評価が、何よりも大きな励みとなります。
お気軽に足跡を残していただけますと嬉しいです。
それでは、良い週末をお過ごしください。
これからも『ディンギル創世記～暁のメソポタミア～』を、よろしくお願いいたします！