『京都市民限定で求人の出ているとあるバイトについて』は『百歩の家』⑥をもって第一部完とさせていただきます(別に休載とか挟まずに第二部が始まるのでそんなに意味のある区切りではないと思いますが……)。
……いやー、長かった。連載前の構想では『百歩の家』を最初の事件にして、二人が"こう"なる予定でした。ただ『百歩の家』が何度書いても面白く書けなかったので「いくつか事件を挟んでからにしましょうか」という担当編集の判断で後回しにすることにしました。
しかしweb小説というのは難しいですね。例えば『ヨモツミハシラ』『書楼 祇陀林』『百歩の家』あたりは事前の想定よりも1話(約5000字)ずつ多くなってます。「このプロットならこのぐらいの文字数だろうな」という経験則からそれだけズレるというか。
なので普段の小説に比べると、「祟が何を感じて、どう考えるか」という部分がやや多めになっていると思います。ただ、結果的に作者も読者も「神田祟がどんな人間か」を掴んでから『百歩の家』に突入できたので、良かったのではないのかなと思ってます。
連載開始の準備をするにあたって祟の設定は用意しているわけですが、「こういう状況に放り込まれた時、こいつはどう考えてどう動くんだ?」みたいなことは都度考えながら書くわけで、まるで祟にインタビューしているような気分でした。
神田祟が一般的な基準で好かれるような主人公なのかは解りませんが、もうしばらくこいつと話してみたい気持ちはあります。
……ホラーらしく、少しだけ恐ろしい話をするんですが、第二部の着地点はまだ決まってません。どうなるんでしょうねえ!(色々と怖いです)