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「監獄惑星」完結の話。感想とか反省点とか

 ちわ~、うつみ乱世で~す。作品完結振り返りノートの時間で~す。

 なんか随分と久しぶりな気分なので何から振り返って行けばいいかもあんまり覚えてませんね……。
 製作期間について? ああなるほど。製作期間についてから振り返るんですね。
 えっと、前回の作品完結振り返りノートが挙がったのは……「8月21日」……? はあ、はちがつにじゅういちにち。で、今は……?
 「4月1日」……?
 なるほど……? これ何か月空いてるんですか?
 きゅう、じゅう、じゅういち、じゅうに、いち、に、さん……。
 7……? 7か月……?

 七か月!!!!????

 ということで改めましてお久しぶりです、こんにちはこんばんはおはようございます、うつみ乱世です。目が覚めましたでしょうか。そりゃあみなさんは覚めてますよね。対して僕は半年間うつらうつらと頭がぼんやりしていた気分です。今になってやっと頭に水を被せられたわけです。僕は半年以上も何をやっていたのでしょうか? あり得ないですね。信じがたいほどの時間が経過していて頭がおかしくなりそうですがこれには色々ありました。
 色々……? 別に色々はないんですけど。ネタ探しに困ってそもそも書き始めるまでに時間をかけすぎたり、五万字書いた作品をボツにしたりとかしてたからなんですけど……。

 僕が執筆に詰まった理由の一つに、前作こと「こんなに月が綺麗なのに~」があまりにも面白すぎたせいで、これを超えるのが難しかったから、というのがあります。ワタクシゴトですが、この「こんなに月が~」はガガガの一次選考を突破していまして、ガガガの一次選考って他の二次選考くらいの格があるので、つまり客観的に見ても結構面白い小説だったわけです。でも二次選考で落ちました。受賞には至らなかったんです。受賞してないってことは、これじゃあダメってことで、これじゃあダメってことは、これよりも面白い作品を書かなくちゃあいけないわけです。僕としては自分に書ける最も面白い小説の一つを書き上げてやったくらいの自負があったのに、これでは足りないと言われてしまったわけですね。となると悩むのも仕方ありませんよね。どうしよう、もなかったわけ、なんですわ(無理やりな五七五。実はダルフォネの口調も七五調)。

「じゃあ今回はそれよりも面白い小説が書けたんですね?」byイマジナリーうつみ
 やめろ!!! そんなプレッシャーをかけるから書けなくなるんだろうが!!!

 話進めましょう。

◯製作期間について。
 今回の「監獄惑星」(タイトルが短いと書きやすくて(・∀・)イイネ!!)を書き始めたのは24年の12月22日だそうです。クリスマス直前に何をやっているんだ俺は?
 書き上がったのは3月31日なので(←笑)、えっと、製作期間は四か月ですね。昔は三か月あれば十万字書けてたので、今回のは苦戦したっぽいです。というかなんか文字数多いですしね、これ。なんですかねこの文字数は。多いねいつもより。

◯文字数について。
 ということで、いつもなら11万字弱くらいのところ12万字超もあります。これでよく130ページに収まりましたね。収まってないのかもしれませんね、僕のWordでは収まっているように見えるけど電撃大賞のWordフォーマットに入れ直したら大抵増えますからね(最初からそっちをダウンロードして書けよ)。収まってなかったら電撃にはWordじゃなくてカクヨムで投稿しましょう。カクヨムからの応募の方がボリュームに対する制限は緩いんですよね(Wordなら130ページまでのところ、カクヨムからなら15万字まで許される)。でも怖いね、タグをつけるだけだと本当に応募できてるか不安なんだよね。とはいえ仕方ありません。

 あ、電撃に応募するんです。時期が良いので。つって。つってって。時期が良いっつったって、電撃大賞の〆切は4/10なんですけど(笑)。初稿上がったのが〆切の十日前って(笑)。それで本気で公募勢やってるとか言うんですか(笑)。ありえないんですけど(笑)。それで受賞するわけなくね(笑)。草(w)。
 殺意。持つべきは仮想の敵への殺意です。殺意でもってのみ小説は書き上がります。
 イマジナリーエネミーを幻視して勝手に威嚇するのは事実だけ見たら病人のそれなので、ここに患者が一人います。発見次第通報して病棟に隔離してください。

◯小説の書き方について。
 書き方変えましたよね。なんかライトノベルっぽくない書き方をしたんですよね。適当に一つ抜き出してみますと……。

————
「ああそういえば」と笑いから立ち直って言った。「挨拶が遅れてしまったね。初めまして。ワタシはミア・ワタナベというよ」
————

 こういう感じですね。カギカッコがあって、すぐ下に地の文が挟まって、で、そこからさらにカギカッコがあったりなかったりする。
 一般文芸だとよくあるスタイルだと思いますがラノベではあまり見ない気がします。
 なんでこんな書き方をしたのかっていうと、キャラクターの仕草をもっと描写しなくちゃいけないのかなーと思ったからです。これは人からのアドバイスを受けてのものです。ありがとうアドバイスをくれた掲示板の人たち。今度また晒しに行きます。
 つまりこのスタイルの意図はキャラクターの解像度を上げてもらうことにありました。上がりましたか? たぶん効果的に働いたと思います。序盤はちゃんとやってますしね。後半は面倒くさくなって適当になってるんですけど(笑)。


 ここから内容です。ストーリの構想、舞台設定、出来上がったもの、みたいなことを語るかと思います。

◯ストーリーと構想について
 ジャンルはSFですが、SFを書こうとしたわけじゃなくて、とにかくキャッチーな一話を書くことを意識して考えた結果、こんな感じになり、それはSFでした(指示表現の多用は悪文です)。
 企画っていうんですか? ネタっていうんですか? まず読者の目を引く要素ですよね。そういうのを考えなくちゃいけないないんだなって、リア友からのアドバイスで思いまして。なんかキャッチーな単語は無いかなーと世の中のタイトルを見回って来たところ、白羽の矢が立ったのが「監獄」でした。「監獄」。いいですね、惹かれますね。でも監獄だけじゃあただの監獄です。何か別の言葉を組み合わせたいところです。うーん……ありそうでなかった、面白そうな監獄となると……。「星」……? 語呂をよくするなら「惑星」かな……?

 結果、出来上がったタイトルが「監獄惑星」でした。我ながらいいタイトルですね。一話も完璧です。僕が書いてきた小説史上一番面白い一話だったと思います。二話? 三話? 二話と三話は面白いかって? なんのことですか……? にわ、さんわ。鳥でも数えてるんですか? なんのことだか分かりません……。

 さて、「監獄惑星」というタイトルが決まってからはトントン拍子です。舞台を活かす形でサクサクとギミックが決まっていきます。
 時間の流れの理屈はインターステラーの逆で良し! コロニーが筒形であることを活かすなら望遠鏡ってことで! ワープ航法があるなら光年を超えて過去が見えるよね? 観測云々絡めて過去改変! はい大筋決定! それを説明してくれる量子力学キャラが内定! 筒形を活かして頭上からのスナイプで決着! 狙撃手キャラが内定! 
 監獄惑星を消そうとするミアに対して、グレロの動機となるヒロインキャラが必要かな。それは冒険家みたいな特性のキャラにしとこっか、流れで一人くらい殺しといたほうが決意も深まるかな。よし、冒険家キャラ二人が内定!
 こんな感じです。まるで順調に見えますね。必須キャラクターまで決まってるじゃないですか。後は順番に登場させていくだけでしょう。ちょっと画面が持たなそうなところは即席のキャラクターで間に合わせればいいです。

 どうでもいいキャラでよくって~、この章限りの出番でよくって~。
 ヴァリエ——うんうん、まあ繋ぎとしてはいいキャラなんじゃないですかあ~?
 あ、ああ。コイツここで死なないんすね。てっきり死んでセララにバトンをパスするつもりだったんですけど。まあいいっすよ? そういう流れだったなら仕方ないっす。殺せるところで殺せばいいだけっす。
 ダルフォネ戦で適当に理由を付けて退場させ……いやこのバトルはグレロとダルフォネのタイマンで十分っすねえ……。
 地下構造のエルネスト戦で……いやここでヴァリエまで死ぬとリゼンの死が霞んじゃってえ……。
 どこかでリーディをぶつけて死んでもらう……いや、どこで……? 魔女の家で? ここにはミアが来てほしいのに? リーディたちまで来たらわちゃわちゃしすぎちゃうじゃないっすかあ……。

 ということで僕が今回の執筆で苦戦したのはこのヴァリエとかいうキャラクターの扱いでした。初期構想の段階ではいなかったキャラクターですからね、この女がどういう役割を持つのかは書きながら考えていきました。でも結局メインヒロインになっちゃったわけで、しかもそれなりに良いキャラクターになったんじゃないかとすら思います。分かんないですね小説。分かんないです。

◯テーマ(メッセージ)について。
 どうして僕は量子力学じゃなくて仏教について調べて回るハメになったのでしょうか? 僕が書いていたのはSFのはずなのに。なんで解脱がどうこうだなんて宗教的な観念についての考察を読むハメになってしまったんでしょうか。どれもこれも「脱獄」というテーマを個人レベルに応用しようとしたせいです。キャラクターの成長を大テーマの脱獄に絡めて描けるかもしれないとか甘い考えを持ったせいです。ちょっと大変でした。
 でも必然ではありましたよね。なんなら舞台設定とキャラクターの内面を上手く繋げたくらいじゃないですか? 自殺ダメゼッタイ、みたいな割と普遍的な結論に導けたので、まあ、まあ。オッケーでしょう。

◯キャラクター
主要人物は……何人だったんですかね。メインっぽいキャラから行きますか。

・グレロ
 名前がカッコいい主人公です。親がちょっとばかし毒っぽかったばかりに大変な人生を送る羽目になっています。
 モチーフがよく分からんのですよね。ボイジャー云々でフランス人の設定。フランス人で革命を率いるとなると、「自由の女神」なのかな? かと思いきや作中では救国の聖女だかなんだか言っていたので、「ジャンヌダルク」なのかな? みたいな。定まっていなかったんですね。ふわふわ~。どっちもということにしておきましょう。
 この男ちょっとムズくて、ナヨナヨしたりイライラしたりするんです。シチュエーションごとどういう心境を抱くのかまちまちなので、手拍子で書くとすぐに一貫性を失います。そういう点で繊細なキャラクターだったと思います。
 動機は分かりやすくて、動かしやすくはありました。悩みはするかもしれないけど、結論はちゃんと大本の動機の方にいってくれます。主人公らしいですね。
 ヴァリエの他に女がいるっぽいのは鼻につきます。なんだこいつ女慣れしてる雰囲気を出しやがって。ムカつく~。

・ミア
 メインヒロイン面して登場したラスボスです。でももしかしたらメインヒロインだったのかもしれません。
 この女は良いキャラクターです。間違いなく良いキャラクター。一見した限りでは派手なキャラじゃあないかもしれないんですが、着々と魅力を積み上げていった印象です。
 ちゃんとラスボスしてたと思います。格を保つためにかませまで用意されてましたからね。そんなまるでちゃんとしたバトルものみたいな展開を書けるようになっただなんて……うつみは成長しました……。

・ヴァリエ
 なんだこの名前。書きづらい読みづらい覚えづらいの三重苦じゃん。
 先に語った通り、この女がメインヒロインに収まるのは想定外でした(それゆえキャラ付けが相対的に弱いです)。実際のところ作品を俯瞰してみると、このキャラクターがいなくても大筋が成立することが分かります。しゃーなし、セララとダルフォネにそれぞれ振るはずだった仕事を奪う形で、グレロに影響を及ぼし成長を促す役割が与えられました。セララには補填で計算得意キャラが与えられたって感じです。ダルフォネは役割を奪われたまま特に補填も無かったので、中盤の影が薄くなりましたね。でも元のキャラが強いからセーフか?
 最終話に何行かでも出番があって然るべきだと思います。おそらく後でしれっと書き足されているでしょう。

・リゼン/セララ/ダルフォネ
 リゼンは設定の全てがこの作品のギミックから逆算して生まれたかのような男です。その死は余すところなく活用されました。
 僕はこれまで感動的な死ってやつを書けていなかったのですが、今回は多少上手くやれたかなと思います。多少。涙腺にはまだ手が届いてません。難しい。
 セララはまあ、セララです。一応元はメインヒロインになるはずだった女です。気安い女友達といったポジションになるようでしたので、それに合わせたキャラになっていきました。相対的に印象薄い気がするのはなんでなんでしょうね~いっぱい喋らせたはずなのにね~。
 ダルフォネ。この女は僕が前に書いた「Hide Reign~」という作品のキャラクターをそのまま持ってきたものです。「Hide~」は反省点の多い作品だったのですが、その中のキリエドールと言うキャラクターだけは猛烈に光り輝いていました。この女はそのキャラを人格からキャラデザまでそっくりそのままコピーした存在です。使い捨てるには勿体なかったんですね。作品一つを犠牲に捧げて発見された我が光なだけあって、特にスポットライトを当てずとも猛烈にキャラ立ちしていました。

・リーディ/エルネスト
 こいつらもその……こんなに存在感があるキャラクターになる予定では無かったんですよ。役割を追っていただければわかりますよね。作品のテーマを語ったのち、ミアのかませになり、なんなら最後は弾避けにされる。大層な役割ではない。
 でも書いてみるとなぜか魅力的だったんですよこいつらは。なんならこの作品で一番活き活きしてたかもしれない。普通に仲良しで楽しそう。
 役割に対して目立ちすぎたので拍子抜けな印象を持たれたかもしれません。難しい。

・サロス/トロ
 役割だけの存在です。が、その割にはちゃんと人間できてたかな? 人間? 人間なのか?
 どっちも割と性癖の出たキャラデザでしたね。特にトロくん。推せる~。

 こうして振り返ってみるとキャラに対する反省点はあんまり浮かばないんですね。なんかちょっと意外。


◯そのほかの反省点
 話が小難しくなったのは反省点の一つかな、もっと情報の開示は散らせたはずです、サロス章に固まりすぎてます。
 長台詞で調子に乗りすぎ。これはあります。三話の足切り性能ヤバいですよね。

◯総括
 ぼちぼち面白い作品が書けたんじゃないかなーと僕は思っています。前作には負けますけど、それほど差を付けられているわけでもないんじゃないかなって感じです。電撃せめて一次は越えたいな。頑張れ~(他人事)。おめえも頑張んだよ!(そうだよ)。自分の人生に当事者意識を持つように、自分の生み出した作品にも親意識を持ってあげましょう。愛。愛ですようつみ。そうだったのか……。十日しかないけど一応できる限り手直しはするか……。

 次に何を書くかは例によって未定です。ミステリか? ミステリなのか!?
 今のところはミステリの線が濃いようです。
 
 では改めて、『監獄惑星』を読んでいただいて、ありがとうございました。もし気が向かれましたら過去作の『こんなに月が綺麗なのに~』とか『若返りの賢者~』とかを読んでいただいたり、次回作を御贔屓いただけたら嬉しいです。失礼します。

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