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下僕の主人は下僕の下僕。

【お品書き】
1 進捗報告
2 執筆のために読んだ本



【1 進捗報告】
・ご無沙汰しております28です。最近少しずつ冷えてきましたが皆さんはお元気でしょうか。
・先日ようやく第3部を書き終わり、いまは推敲の途中です。

・ノリノリで書いていた部分も読み返すとつじつまがあってなかったり、テンションが意味不明だったり、表現がくどかったりと、直さなくてはならない部分が山ほどあって凹みます。
・こだわればきっと無限にこだわれることなので、どのラインで妥協して出すべきか悩みます。こういうのは他の仕事同様に納期が決まってないとダメだなぁと思わされる今日この頃です。

・ところで、物書きの方に少しお尋ねしたいことがあります。
・私は最近、「やっぱ文章表現もう少し鍛えないとダメだなぁ」という自覚というか危機感を覚えているのですが、皆さんはどういう本を読んで文章力や表現力のトレーニングをされていますか?
・いい教本、あるいはお手本となる美しい文体の作家さんなどいらっしゃったら教えていただけるととても助かります。



【2 執筆のために読んだ本】
・鮎川ぱて『東京大学「ボーカロイド音楽論」講義』(文藝春秋、2022年)。
・東大で毎年開催されるボカロ批評の教養授業を本の形にしたもの。
・批評の切り口がとても面白くて教養深い本です。
・脚注がとてもしっかりつけられていて、サブカル的でポップなテーマを扱っているのに学術チックでもあって読み応えがあります。
・ただしボカロの楽しみ方だけを扱ってくれる本だと思って読むと、ジェンダー論やら平等論やらの思想性ともけっこうな密度でつきあうことになるため、思想濃いめの本を読みたくない人は注意が必要です。

・中山亮『SC業界の動向とカラクリがよ〜くわかる本』(秀和システム、2024年)。
・ショッピングセンターの変遷や歴史、業界分析、各国の事情、課題、成功事例、これからのSC業界について解説してくれるもの。
・業界の最前線がよくわかる面白い本でした。とても勉強になりました。

・獣医にゃんとす『獣医にゃんとすの猫をもっと幸せにする「げぼく」の教科書』(二見書房、2021年)。
・獣医さんが解説する猫の飼い方の本です。
・イラストが可愛くて読みやすかったです。
・とりわけ面白かったのが、猫を飼う側である人間が「げぼく」と一貫して認識されること。ヘーゲルも「下僕の主人は下僕の下僕である」みたいなこと言ってたよなぁと思い出しまた。

・とまあ色々節操なく読みましたが、読書はやはり時間とお金がかかりますね。
・私は基本的に、書きたい物語のコアを考えたら関連する書籍を手当たり次第読んで、エッセンスを噛み砕いて、使える要素や描くべきシーンを書き留めて、最終的にアウトラインをかっちり嵌めてから書き始めないといけないタイプなのでどうにも執筆に着手するまでにやたらと時間がかかります。
・以前も書きましたが、破綻なく、考えながら書き進められる人は本当にすごいなぁと思わされます。
・ところでよくよく考えてみると、一つの話を書くのに毎回3万円分くらいは本買って読んでる気がします。
・ただ文字を書くだけだというのに随分高くつく趣味です。先月と今月は諸々出費が多かったので、書籍購入代を賄えるくらいの印税が入ったらなーとか考えさせられました。
・まあこういう執筆スタイルにすると決めたのは自分自身なので、その責任も自分でちゃんと負いましょうね。はい。
・でもそうなると、これから趣味以外でもっとお金が入り用になる生活となった時、果たしてどれだけこの趣味を続けられるのだろう。その時はまだ物を書いていられるのだろう。そんなことを考えると少しこわくなりますね。

・とりあえず、目的も定めず取り止めもない話をつらつら書きました。
・ここまでお付き合いくださりありがとうございます。
・第3部は推敲の進捗にもよりますが、11月から始められるんじゃないかなあ(始めたいなあ)というところです。
・ある程度余裕ができたらまた絵を描こうとも思っています。
・さしあたり、3部で出てくる新キャラとか、バニー服のアキラさんとか色々描きたいものがたまってるので頑張ります。
・それでは皆さんも風邪などには十分気をつけて。ではでは。

4件のコメント

  • 28さん、第三部執筆お疲れ様ですー!
    全然参考にならないかもですが、トレーニング法について失礼します(*ᴗˬᴗ)⁾⁾

    最近読んでるもの
    『28さんを初めとしたカクヨムの小説』
    むかーし読んでて多分滲み出てるもの
    『小説ウィザードリィII 風よ。龍に届いているか』
    『ザンヤルマの剣士』
    トレーニング法
    『毎日1エピソード書いて手直しせずに投稿』→『反省点や書きたいもの出てきたら後のエピソードでやる』

    当然つじつまとか含めて全体的にヤベーとおもいます((( ;゚Д゚)))
    参考にならないかもー'`,、('∀`) '`,、
  •  私の場合、文章力や表現力の基礎になっているのは、「お気に入りの作家の本」です(当然ですね……)。
     具体的には、「気に入った作家の本は可能な限り買いそろえて、特に好きな作品は複数回読む」「好きな箇所は暗誦できるくらい読み込む」といったことを通じて、偉大な先達の文章表現を自分の書く文章に取り込んでいる……と思います。意識してやっているわけではありませんが。
     私の手本は、司馬遼太郎や池波正太郎、藤沢周平に隆慶一郎といった、時代小説の大御所が中心です。(海外の作家も大勢いますが、翻訳者によって表現や雰囲気がまるで違ったものになるので、文章力の手本というには少し違うかなと)

     で、滅多に人物や情景の描写をしない私が「表現力」の手本としている作品を一つだけ挙げますと、藤沢周平の『霜の朝』という短編になります。(新潮文庫から出版されている同名の短編集に収録)
     特に好きなのは冒頭部分。「冬」という単語を一度も使っていないのに、冬の朝を描写しているあたり、何度も読み返しています。ちなみに私のアホ時代小説『数寄』の季節が冬なのは、この作品にあこがれたからです。全然およびもつきませんが。

     第三部、楽しみにお待ちしています。寒さに向かう折、どうぞお体にはお気をつけてお過ごしください。
  • (。・ω・)ノオツ㌍♪
    やっぱり文体は好きな作家さんをパクるのが一番手っ取り早いと思います。
    わたしの場合は田中芳樹、村上春樹とか、なんかこう皮肉っぽい言い回しを好んでいたのですが、今は葉室麟のような言葉短くともわかりやすい文体に惹かれてます。全然マネできてませんけども。

    ただ、28様の作品で読みづらかったということは一度もなかったので、今のままでも十分なのではないでしょうか。
    誤字脱字もほとんどなく、そういう点も優れているところだと思います。

    第三部、信徒の一人として、全裸待機しておりますです。
  • 芋つきさん
    アドバイスありがとうございます。
    もう少し頑張って色んな人の小説を読んでみます。
    それにしてもラノベのチョイスがだいぶ渋いですねw

    倉馬さん
    オススメの本、ありがとうございます。
    早速ポチりました。
    基本、小説は一回しか読まない派だったので、繰り返し読むの大事だなぁ確かに、と納得させられました。
    それにしても倉馬さんのお気に入りの作家さんたちがどれも渋カッコいいですね。
    司馬さんはあの独特の文体で一度挫折しました。

    秋嶋さん
    村上春樹さんはなんであんなに読みやすいんでしょうね。
    文体すごく美しいですよね。
    葉室麟さんは読んだことなかったので読んでみます。
    温かいお言葉ともどもありがとうございます。
    最近は気温が下がってきたのでぜひお洋服はお召しになってください。

    みなさま、まことにありがとうございます!
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