おはようございます!
いつも拙作をお読み頂き、♡⭐︎コメントなどありがとうございます。
昨日は沢山コメントレビューを頂き、一日中踊りくるっておりました。
ありがとうございました。
本日の更新に代えまして、行き場のない新作のお味見でもどうでしょうか!?
元気一杯の女の子のお仕事モノです!初挑戦のゴシックミステリ!です!
えっ…?サイコサスペンス?違う違う笑笑。
まだまだ導入なのであくまでお味見です。
タイトルも仮題です。約1300文字です。ウフフ。
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青髭-1
家事手伝いという名前のニートを辞めて、本物のお手伝いさんとして働くことになった。
カタカナでメイドさんと言うと可愛らしいのに、家政婦というと途端におばさんっぽくなるのはどうしてだろう。まだ20代なのに。
ともあれ、記念すべき初仕事。
なんだけど……。
「デッ……カ!!」
慣れない地図を見ながら辿り着いたのは、郊外の森の中に佇む城。もう、絶対城。
日本にこんな所あったんだーと現実逃避したくなる超立派なお屋敷。2次元でしか見たことない。
高さこそ二階建てで普通だけど、ぱっと見の広さが尋常じゃない。
とりあえず門に備えられたチャイムを押す。
『はい』
僅かなノイズの向こうから応答したのは男性の声だった。
「マグノリア家政婦紹介所の、桃木です」
『ああ、門は開いていますから、中へどうぞ』
中へどうぞって、門から玄関まで何キロあるのよ?
「お待ちしてましたよ」
にこやかに出迎えてくれたのは眼鏡をかけた男の人だった。
さっきインターフォンに応えた声だ。
生で聞くと妙に艶があって、男性に免疫の無い私はどきどきしちゃう。
勧められたスリッパを断り、自前のスリッパを取り出す。仕事の為に新調したのに、勧められた物より見劣りしていた。
通された応接間で、男性は1人がけソファに座った。
書類を取り出すのが見えたので、私も勧められるままテーブルを挟んでドアに1番近い所に座る。
「いやぁ、こんなに広い家を相続してしまってね。管理に困っていたんですよ」
私の紹介シートを眺めながら、男性が話し出す。
どうやらこの人が私の『ご主人様』その人らしい。
「桃木美鳥さんですね。よろしくお願いします」
「はい。よろしくお願いします……!」
ちょっと返事が上擦ってしまって、頬に熱が集まるのを感じる。
『ご主人様』はちょっと眉を上げて、微笑んだ。
普段使わない部屋の鍵は閉めているらしい。
時々掃除をして欲しいと渡された鍵束は10本以上あった。
それから、レシピ通りの食事の作り置きと、荷物の受け取り、洗濯は決められた籠をクリーニング屋さんに持って行って受け取るだけ。
それをたった週に2回。そこまで難しいことはない。
今日は説明だけで、実際に仕事をするのは次回からで良いそうだ。
大まかに屋敷を案内してもらって、帰り際、また広い玄関で頭を下げる。
なんの石だかは分からないが、美しい石材のタイルの端に、長い黒髪が1本落ちているのが見えた。
『ご主人様』は私立のお嬢様学校に勤めているそうだから、そこで付いてきたのだろう。
次に来た時に掃除しておこう。
「すっごい格好良くて、優しい人だった!」
紹介所に戻って、タイムカードを切る。
ニートだった私が家政婦として勤められたのは、紹介所に紹介してくれた伯母のお陰だ。
「紹介所に紹介」って、なんか変な感じ。
「あんたさぁ、待ってたって、来るのが遅いって言われてんのよ。入って早々クレームとかやめてよね」
「絶対ないって!気を付けて帰って下さいねって。来週から楽しみにしてますって言ってたもん」
「……まぁ、いいけど。私の顔もあるんだからね」
呑気に事務所で煎餅を齧っている伯母に、呑気過ぎると怒られてしまった。
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さぁ、みどりちゃんにはどんな事件が起きるのか、皆さま想像して下さいませ。
みどりちゃんへも、勿論他作品へも、コメントお待ちしております〜!