今回は、コルディア王国第一王子フェリクスの紹介です。
フェリクスは、先に設定を決めてから、四章でどう動かすかを考えたキャラでした。
その結果、「第一印象は最悪にしたい」という方向性が決まりました。
「君、可愛いね」からの「僕と結婚してくれる?」の流れは、ここでできたんですね。
読んでくださった方には、ちゃんと「何やねん、こいつ」と思ってもらえたでしょうか?
フェリクスには詐欺師の記憶があるため、息を吸うように人の嘘を見抜けます。
幼い頃から王子として大切に育てられてきたので、詐欺師だった自分を思い出した時は大きなショックを受けました。
けれど、ガルドから制御の手ほどきを受ける中で、少しずつ自分の心と向き合うようになります。
ミナとナギの話は、ガルドを通して聞いていて、
「もし、その二人が本当にコルディアに来たら、僕が、助けるよ」
と、ガルドと約束しました。
その約束のとおり、神殿に囲われそうになったミナを助けたり、陰ながらナギを助けたりと、色々やっています。
ただ、早朝にミナを窓から攫ったことからも分かる通り、あまり人の都合を考えない助け方なんですよね。
アイゼルとの戦争が始まった終盤には、攫ってでもミナを逃がすことまで考えていました。
それでも最終的にはミナの意思を尊重してくれるので、少しフェリクスにも成長が見られる章になっています。
市井の名前・ニックの由来は、初代コルディア王ニコラスの愛称からとっています。