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風葬 第二章『日常に吹く風』おさらい (※ネタバレあります)

【二章:日常に吹く風】

神殿襲撃を受け、ラインハルトの邸宅――ヴァルデック邸で暮らすことになったアザミ。

「聖女」として隔離されていた神殿とは違い、ここでは一人の客人として迎えられる。
大切なギターを「たからもの」と呼ぶ彼女のため、ラインハルトは壊れたそれを修理しようと奔走する。

一方、第一皇子カインハーストもたびたび屋敷を訪れるように。
三人で地図や教本を囲み、この世界のことを教わる中で、アザミはラインハルトの意外な過去や、カインとの長い付き合いを知っていく。「ライン」という呼び名がアザミにも定着したのも、この頃。

やがてアザミは、自分から「街へ出たい」と言い出す。
ラインハルトを護衛に、初めて自分の足で帝都を歩き、服を選び、音楽に触れる。神殿の中だけで過ごしていた彼女の世界は、少しずつ外へ広がっていった。

しかし、アザミを「聖女」として利用しようとする者たちの影は、すでに街の中まで伸びていた。

それでも、帰る場所はできた。

ヴァルデック邸へ戻ったアザミが口にしたのは――

「ただいま」

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