今日は誕生日ではありませんが……
えいっ!
『誕生日』
誕生日だというのに
気付くのが遅すぎた
時刻は明日の日付を
迎えようとしている
ショートケーキを
買おうかと手帳に
メモしておいたが
意味がなくなった
さて、これから
どうしたものか
寝ようとしたが
目がさえている
スマホに通知
嗚呼、貴方も
忘れてたのか
すこし寂しい
「おめでとう!」
おめでたくないな
惨めな男がひとり
可哀想じゃないか
私は冷蔵庫内の
冷えたビールを
取り出して飲む
余計惨めな男だ
日付は代わった
成長した自分は
感じられないが
腹の年輪は太る
怠惰な私を許したまえ