ericspiraldiverさんからギフトを頂きました!誠にありがとうございます!
読んで頂いて応援も頂いて感謝しております!
お盆休みも終わって暑さも落ち着くかと思ったら、そんな事はありませんでした!
今回は即興小説を書きましたので、もし良かったら読んで行って下さい。
中学生の時の空羽
「そ~ら~は~! バスケ部に入ろうぜ~!」
「駄目だよ七菜香ちゃん、この前にシャイニングゲートに入所しちゃったんだから」
「ちゃん付けなんて余所余所しいぞ~! 呼び捨てで呼んでくれたまえ! ふはははっ!」
この子は友達の七菜香、凄く明るくて元気な子だ。背も高くてスポーツが得意、部活はバスケ部に入って張り切って活動してるみたい。
中学1年生になった私は何年か前に立ち上げられたVtuber事務所の、シャイニングゲートに入所して活動する事になった。
法律で18歳未満の人は深夜は働けないから、配信は夜の10時までっていう事になっちゃうみたい。
でも今は国会で法改正案が出ていて、何年か後には法律が変わるかも知れないって聞いた。私が18歳になる前に変わると良いなって思う。
「部位チューバーって奴だっけ? よく分からん!」
「ヴァーチャルyour-tuberの事で、Vtuberだよ。部位チューバーじゃないよ、ふふっ」
「2Dモデル?3D? うん、分からん!銃で人を撃ち殺す仕事だっけ?」
「違うよ! そういうFPSゲームをやるVさんも居るけど、人聞きが悪すぎるよっ!?」
Vtuberという存在は段々と知られるようになってきたけど、今も知らない人や興味無い人は多いみたい。
でもVtuberという媒体は必ずこの先で大きく成長していくと思う、初めてVtuberの配信を見た時に強くそう思った。
2Dや3Dのモデルを使って何者にでもなれて、誰でも簡単に美男や美女になれて、それどころか動物やファンタジーの亜人のような姿で配信をやれてしまう。
こんな便利な変身ツールが広まらない筈が無い、大人が子供になれたり、子供が大人になれたりする。それは誰しも有名作品などの題材で触れた事のある、多くの人の夢だから。
「そもそも空羽は何でブイチューバーになろうと思ったん? めちゃ可愛いんだからアイドルにでも応募すれば良いじゃん」
「小さい頃に演劇をしてみたいって親に言ったんだけど反対されちゃって、今度はVtuberになりたいって言ったら好きにしなさいって言ってくれてさ~~……」
小学校の終り頃にVを知って親に相談して、中学生に上がる時に少しずつ名前が伸びて来ているシャイニングゲートに応募して入所した。
学校は渋谷区のシャイニングゲートに近い所に通い、成功したなら引っ越して自分が稼いだお金で生活しようと思っている。そうなれるかは分からないけど、精一杯に頑張ろうって思ってる。
そんなのは早いなんて親戚の人から言われたりもしたけど、今時は何事も早く行動する時代だと思う。
プロスポーツ選手も私よりずっと小さい頃からスポーツに打ち込んでいるし、将棋や囲碁で活躍している人達だって幼い頃から打ち込んでいる。
そんな凄い人達でも実際にプロになって有名になれる人なんて一握り、それならば私が動き始めるには既に遅いのかも知れない。
でもやってみたい、その気持ちが消せなかった。
「がんばれよ空羽~! 私は応援するぞ~! だから空羽も私を応援してくれいっ!」
「うん、バスケの試合は見に行くね、それと七菜香に夢が出来たら絶対に応援するよ、ふふっ」
「おうよ! 私の今の夢はダンクシュートだぜい! 将来の夢はまだ無いけど、やりたい事はいっぱいある!」
この時は別学区の中学校に上がって小学校の友達が居なくなり、友達が少なかった。そんな中で七菜香と友達になって、凄く元気で明るい子だなって思ったんだ。
これからVtuber活動も頑張りながら、学校生活も楽しみたいなって思う。そのためにはVで人気になって、人から好かれる努力も怠らないようにしないといけないな。
ericspiraldiverさん、ギフトの応援ありがとうございます!
まだ暑さが続くようなので、油断せずお過ごしください。
続きも書いて行く予定なので、もし良ければ引き続き読んで行って下さい。
応援ありがとうございます!